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特集【トピックス】スタジオライフ「カリオストロ伯爵夫人」
ルパンの青年時代を描く、制作発表

2013年7月1日

動画撮影・伊藤華織

 劇団「スタジオライフ」が手掛ける音楽劇、アルセーヌ・ルパン「カリオストロ伯爵夫人」が、7月4日より東京・シアターサンモールにて上演される。本作は、モーリス・ルブランの同名小説を原作に、のちのアルセーヌ・ルパンこと20歳の青年ラウール・ダンドレジーが、いかにしてルパンを名乗り華麗な怪盗となっていったかを、魔性の女性カリオストロ伯爵夫人との愛憎を軸に描き出す。その公演に先立ち、制作発表会見を兼ねたスタジオライフ・ファンクラブイベントが都内にて行われ、演出家の倉田淳をはじめ、出演者の岩崎大、松本慎也、青木隆敏、関戸博一、tekkan(客演)らが顔を揃えた。(フリーライター・岩橋朝美)

 今までも数々の音楽劇を発表してきたスタジオライフだが、今回はなじみのあるロック・ミュージックではなく、クラシックをベースにした楽曲に初挑戦する。「翼をください」などの名曲で知られる作曲家・村井邦彦が、19世紀末に花開いた後期ロマン派の音楽や古代ギリシャの時代からきているかもしれない「教会旋律」などをモチーフに全10曲を完全オリジナルで書き下ろしているのが話題だ。

 音楽劇を選択したことについて、倉田は「この作品の登場人物は、全員が善と悪、または正義と悪徳といった二面性を持っています。それだけ多層をなす人間の感情をどうやって表していったらいいだろうと考えた時に、これは絶対、音楽(が必要)だと思いました」とコメント。また、「音楽の力を借りた中で、多層をなしている人間の情熱やえぐられた感情、彷徨っていることが表現できたら凄く素敵なドラマになる」と語った。

 主人公のラウール・ダンドレジーは、謎の女性、カリオストロ伯爵夫人ことジョゼフィーヌ・バルサモと、天使の心を持ち続けるもうひとりの女性クラリスのふたりに惹かれながら、秘宝を巡る争いに巻きこまれてゆく。そのラウールを岩崎、松本、現時点では未発表の「X」の3人が、各チームに分かれて演じる。岩崎が「(ラウールは)聡明で若い紳士という素敵な役。お客様がドキドキハラハラワクワクして見ていただけるようにがんばりたい」と述べれば、松本は「緻密な会話劇や心理戦をお客様に楽しんでいただけるところまで構築したい。また、同期の関戸が演じるカリオストロ伯爵夫人との情熱的な愛と憎しみを深く深く掘り下げたい」とそれぞれに意欲的だ。

 本作の美術を担当するのは「夏の夜の夢」「十二夜」「天守物語」に続いて、スタジオライフとタッグを組む宇野亞喜良。「具体的なというよりも、もっとデザインチックで、宇野先生の個性が炸裂しているもの凄く面白いものがたくさんできている」(倉田)とのことなので、こちらも注目したい。

 当日は制作発表会見とショータイムの2部構成で、ショータイムではカリオストロ伯爵夫人を演じる青木と関戸による某TV番組をもじった「カリオストロの小部屋」や、本作の水先案内人を担うムッシュ・エル役のtekkanによる歌の披露が行われ、盛況のうちに終了した。有料ページにて、制作発表会見の全文掲載と、ショータイムの一部を動画で掲載しているので、ぜひ合わせて楽しんでいただきたい。

【写真】音楽劇 アルセーヌ・ルパン「カリオストロ伯爵夫人」制作発表会見・プレイベントより=撮影・伊藤華織

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◆音楽劇 アルセーヌ・ルパン「カリオストロ伯爵夫人」
《東京公演》2013年7月4日(木)〜21日(日) シアターサンモール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.studio-life.com/stage/cagliostro2013/

《筆者プロフィール》岩橋朝美 フリーエディター、フリーライター。WEBおよび出版を中心に、企画、編集、取材、執筆を行う。エンタテインメント、女性、仕事など、幅広いテーマで活動。

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