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特集(3)好みのタイプの女性は?

2013年7月9日

写真:宮尾俊太郎撮影・廣江修

──ちなみに「白鳥の湖」というとオデットとオディールという全く違うキャラクターの女性と恋をする物語ですが、御自分はどっちのタイプが好きですか?

 どっちのタイプが好き? どっちも好きだからそれは答えられないですね。

──どっちも好きなんですか?

 はい(笑)。

──どっちも、清純タイプも官能的なタイプも?

 そうですね(笑)。どちらも程よく兼ね備えている人がいたら嬉しいかな。

──ああ、なるほど。その時によって、時と場合によって清純なとこを見せてくれたり?

 清純でありながら官能的な人が素敵だと思います。

──欲張りですね(笑)。そういう方に出会われたことはありますか?

 まだ、無いですね。

──とくにこういう女性のタイプが好きということはありますか? 

 人生を豊かに生きようとしてる人が魅力的だなとは思いますね。

──「白鳥の湖」はもう何度か踊られているんですよね? 好きですか? 

 難しい作品なんですけど、好きですね。

──どんなところが?

 不思議と、こう、何度演じても、答えがいつまでたっても見つからないのが「白鳥の湖」なんです。

──他の作品以上に、答えが見つからない?

 そう、演じる度にいつも新しい課題だったり、役柄の新しい人物像なんかが次々に出てくる。終わって、次にもう一回作品に向き合ったときに、また新しくこうなんじゃないかなということが尽きないのが「白鳥の湖」ですね。

──他に、全部のバレエ作品の中で、一番好きなバレエ作品は?

 それぞれの魅力があるので選ぶのは難しいですが、「ジゼル」は凄く好きな作品ですね。

──どういうところが?

 それを言うのは本当に難しくて、言葉では表せない魅力が「ジゼル」にはあります。不思議な魅力です……。お墓の前で踊るバレエって「ジゼル」しかなく、すごく美しいのに、同時にすごく切ない物語なんです。曲も軽やかなのに哀しげで……。

――「白鳥の湖」は王子の成長物語というイメージが私にはあるんですけど、「ジゼル」のアルブレヒトって考えようによってはすごく悪いやつに思えて……。

 アルブレヒトのしている事ってとても酷な事だと思うんですが、物語を追っていくと、なぜかすっごくかっこ良く見えてくるんですよね……不思議です。

──同じ身分のバチルドという婚約者がいて、本当は結婚できないのを分かっていながら、貴公子が庶民に恋をして、結局は裏切ってしまう。そんな、いわゆる悪役だから凄く演じにくいのかなって思うんですけど。

 んー、でもなんだか、「白鳥の湖」で王子がオデットとオディールを間違えて、懺悔しようというところもそうですし、「ジゼル」のアルブレヒトもそうなんですけども、なんというかこう、人間的な弱いところだったり、人間らしい部分がいいのかなと最近すごく思いますね。

──深いですよね。やっぱり格好いいだけじゃつまんないですものね。

 主役なんだけどヒーローじゃないってところが、作品としての深みが出る理由なのかなと思います。

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