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特集(1)この組み合わせはパリそのもの

2013年7月16日

 「宝塚巴里祭2013」。今回の出演者は、専科の轟悠に加え、花組より桜一花、瀬戸かずや、和海しょう、華雅りりか、水美舞斗、柚香光、乙羽映見、朝月希和の8名だ。1985年入団の轟に対し、最下級生の乙羽と朝月は2010年入団。じつに25年の差があることになる(こんなこと計算しちゃいけないか)。

 だが、この組み合わせこそが、今回の楽しみのひとつでもあった。そして、その期待通り、ベテランの重厚感×若手のフレッシュさの掛け合わせから生まれる空気は、伝統の重みを持ちつつ、最新流行の発信地でもあり続けるパリの街そのものであったような気がした。

 プログラムは5章構成で、それぞれ「Viva La Paris!」「Paris d'avant-garde」「Paris de folie」「Ville Paris d'amour」「Paris etemel(★配布されたプログラムはそうなっていた。eternelの誤植か?)」とフランス語のタイトルがつけられている。日本語では「ビバ!パリ」「アヴァンギャルド(前衛的)なパリ」「情熱のパリ」「愛のパリの街」「パリよ永遠に」といったところか。

 「サセ・パリ」「シャンソン・ド・パリ」など、タカラヅカのショーで度々耳にするおなじみ曲も。第4章「Ville Paris d'amour」では轟の代表作「凱旋門」から3曲が歌われたのは嬉しかった。締めくくりは「ラストダンスは私に」「ラ・ヴィ・アン・ローズ」。そしてアンコールは「愛の讃歌」が歌われた。

 轟の圧倒的な存在感の前に、ただただひれ伏すばかりの私、たまに付近を通過することがあろうものなら、息も止まらんばかりだった。まあ、これこそが理屈を超えたディナーショー形式の醍醐味であり、こうして客席を酔わせることができるのがスターの証というものだろう。

 轟が与えるこの緊迫感に対する、花組若手メンバーの爽やかさがまた良いのだ。轟がはけて、若手中心の場面になると何やらホッとするというか、リフレッシュするというか。中でもリーダー格の、桜一花と瀬戸かずやの2人が若手陣を締めるのも頼もしい。水美舞斗に柚香光、今注目の若手男役2人には、あの年次にしか醸し出せないはつらつとした雰囲気があり、見ていて癒される。

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