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特集(3)今の平方君ならばそれを全うしてくれる(小池)

2013年7月24日

写真:「ロミオ&ジュリエット」制作発表より「ロミオ&ジュリエット」制作発表より=撮影・岩村美佳

小池:平方君は二度目ですね。前回はティボルト役で、ちょいと頼りないティボルトでございました。過去に何度かオーディションに来てくれて、その時はもうちょっとかなと思っていましたが、だんだん上手くなってきて、近年見せていただいた「シラノ」や「マイ・フェア・レディ」で大きな役を演じてどんどん成長しているし、昔の和製ポップスみたいな歌い方だったのが、今日も思いましたけれどもちゃんと歌えるようになってきて本当に楽しみです。今回はベンヴォーリオ役で、先ほど松也さんが見事におっしゃいましたけれども、ひとつの物語を支える要素が必要で、やはり最後の歌で感動したいです。

 僕はウィーンでこの作品を初めて見た時にベンヴォーリオの歌に一番感動したんですね。そこに持ってこれるように努力が必要と思った時に、今の平方君ならそれができるんじゃないかと思って、あえてこの役に移っていただきました。いわゆる派手な要素というところでは、ティボルトの方が派手なんですが、音楽の魅力を担うという点では(ベンヴォーリオは)大変な役割であり、今の彼ならばそれを全うしてくれるのではないかなと。その成長の度合いに期待しています。

 そして、加藤君は私も今日初めて見せていただきました。オーディションの時も凄くよかったし、城田君とはテニプリ(ミュージカル「テニスの王子様」)のライバルでしたか? 彼のコンサートをYouTubeで見たり――凄いコスプレっぽいものだったのですが――あと昼メロに出ていまして、うちの家内の横で見た記憶があります。ちょっと危なげな色男といったらいいのかな、そういう役は凄く上手いというか、得意技なんだろうと思います。

 ティボルトはそういう要素がとてもあって、そこが上手くマッチしてくるとスリリングな存在になるんじゃないかと思います。彼は凄く真面目で、とても緊張することがわかりました。(加藤さんに向かって)今さっき、君は話すときに8回マイクを持ちかえたんです。おぉ!凄いなと思いました。ま、大変でしょうけれど、そういうことを落ち着いてできるところまで、がんばりましょう。

加藤:がんばります。

小池:次は東山君ですね。東山君はキャリアが長くて、お兄さんとも昔仕事をしたことがあったので、DIAMOND☆DOGSの第一回目の公演も見せていただいています。歌手として安定感抜群だし、こういう方がミュージカルに出てくれると日本のミュージカルはもっともっと面白いものになるといつも思います。外人が書いた曲を歌うことはシンガーソングライターの方はためらわれることが多いのですが、挑戦してくださるということでとても楽しみにしています。なにより、この中では一番の人生の先輩なので、とても楽しみにしています。

 水田君は踊りに入るところが伸びやかで、凄く先が楽しみだなと思いました。彼は今まで歌をやってきたわけではないので、ロミジュリは聴いていると楽しいロックやポップスっぽいですが、実際にやると難しいんですね。あえて挑戦するのは大変だと思うんですが……君もテニプリでしたっけ?

司会:テニミュです。

小池:あ、ごめんなさい。テニミュっていうんだ。そこでも先輩はいっぱいいるとは思うんだけれども、この舞台でアプローチが違う人と一緒にやっていくのは面白いと思う。松也さんも来たら面白いと思うんですよ。一緒になって生まれるものをお客様も期待していらっしゃるし、受け入れる力もあると思うので。若いんだから体当たりでやってください。以上です。すみません。長々と。

司会:はい。15分を予定していたんですが、15分を全部使い切っていただきました(笑)。2011年と2013年では、演出面で大きく変更する点はありますか?

小池:大きな変更はありませんが、劇場サイズが大きくなるので、段取り等は変わると思います。それと舞台機構が違うので、それを利用したいと思います。2011年は私もこういう若い人たちと組むことが初めてで、どういう方向性に持っていくか試すがめつというところがありました。スタッフも初めての方が多かったので。でも、今回は前回に出来上がった部分をまったく変えてしまうわけではなく、前にやったことを踏まえて一歩前進できるのかなと思っています。それが勝負だと思っています。

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