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特集(5)生きていくこと自体が不安だった(古川)

2013年7月24日

写真:「ロミオ&ジュリエット」制作発表より「ロミオ&ジュリエット」制作発表より=撮影・岩村美佳

記者:2年ぶりですが、キャストについていかがですか?

城田:ロミオとジュリエットでは、莉奈と僕だけが唯一前回から残っている組み合わせなので、莉奈に関しては何にも心配していることもないですし、凄く期待していますね。2年前の状態よりも本当にいろんな経験をして上手になっているので、きっと一皮むけたジュリエットを見せてくれるのではと思います。3人のロミオに関しては、三人三様というか、まったく色の違う素材と言いますか、さっきの制作発表でも言わせていただいたんですけれども、みんなそれぞれ違う魅力を持っているので、その化学反応がどう混ざるかを、僕も含め、凄く楽しみですし、お客様はいろんなパターンが楽しめて、前回よりもさらに違ったロミジュリの世界観が楽しめるんじゃないかなと思います。

記者:今回、城田さんご自身は2役ですね。

城田:大変です。もう、けっこうしんどいです。すでに。

記者:単純に倍ですもんね。

城田:そうです。声の出し方も変えていきたいと思うと、さらにトレーニングを積まないとできませんし、何よりキーが凄く高くて、ロミオの日に声を枯らしてしまったらティボルトを演じられないので、単純に自分のスキルとポテンシャルを上げられるようにしたいです。あと2か月弱あるので。がんばりたいと思います。

記者:陽と陰で真逆の役ですが。

城田:それが演じてみたかった理由のひとつでもあって。この壮絶な物語の中で、ジュリエットという太陽に対して、光がロミオ、影がティボルトだと思っています。そのふたつの役を同時に演じられるという意味では、僕にとって挑戦であると同時に、チャンスだなと。もし演じ分けることができ、小池先生に本番前に「うん」と1回頷いていただければ、おそらく僕は自信を持って舞台に立てると思うんです。僕のロミオを見た後に、ティボルトを見たお客様が、「あれ、城田君!?」と驚かれるような、そんなまったく正反対の人物像を作っていけたらなと思います。

記者:フランクさんは前回も演じられていますが、2年前の自分と同じ境遇に立っている清水さんへアドバイスすることはありますか?

フランク:えー! アドバイス? いや、私ごときが……。一緒にがんばろうという気持ちなので、本当に一緒にジュリエットに向かって一緒に走っていけたらいいなと思います。

小池:前に一番苦労したこととかを言ったら?

フランク:私は歌に苦労しました。

城田:それは、みんな苦労してる(笑)。

フランク:あの、一緒にがんばろうという感じです。

城田:アクションとか苦労していたじゃん。

フランク:死の場面とか、細かい動きとか、細かいところを私も今回新しい気持ちでがんばるので、一緒にいろんな壁に立ち向かっていくと思います。

記者:2年前の時よりはちょっと余裕はありますか?

フランク:余裕はないんですけれども、2度目ということで、自分でもいろいろやりたいこととか、2年前より見えていることがたくさんあります。その分今回は2度目というプレッシャーがあって、挑戦することが目に見えています。ただ、思い入れは倍増していて、楽しみであるとともに緊張もしています。

記者:清水さん、これから本稽古に入って、たくさん吸収することがあると思いますがどうでしょう?

清水:私は歌がまだ全然できないので、前に莉奈さんが城田さんに特訓してもらったと聞いているので、私も特訓してもらいたいなと思っています。

城田:教えられることはもちろん教えていきます。

清水:たくさん先輩方から教えてもらいたいなと思います。

記者:古川さんと柿澤さんは今回が初めての出演ですね。意気込みを聞かせてください。

古川:小池先生とは「エリザベート」でルドルフ役をやらせていただいて以来、2度目です。(「エリザベート」では)「ルドルフに決まったよ」と言われた瞬間から常に不安で、生きていくこと自体が不安だったので、結果、それが役に生きたのかなと思っていて。今回、ロミオは人生がガラッと変わって凄く情熱的になる部分があるので、どれだけ稽古を楽しんで、毎回毎回新鮮にやっていけるかが大切なんじゃないかと思っています。とにかく楽しみたいです。

小池:情熱的に生きる。

古川:情熱的に生きます。

城田:言い直されちゃった(笑)。

柿澤:さっきも言ったんですけれども、みなさんが背が高いですから、僕は背伸びせず、自分のできることをやろうかなと思っていますし、「ロミオとジュリエット」は世界中で愛されていて、誰もが結末を知っている作品ですし、それを感動させるには演者が目の前で起きていることを本当に信じて本当に愛していないと真実味がないですし、信じ抜くことが挑戦というか、一番難しいと思うので、それを一所懸命やろうかなと思っています。それだけですね。

記者:再演は楽しみですか?

城田:もちろん楽しみですが、個人的にはロミオという役を演じるだけでもしんどいので、とくに今回再演ということで、とくにパワーアップしたロミオを見せたいという思いが凄くある中で、みんなと同じ稽古期間の中でもう一役同じように完璧に作り上げなければならないティボルトという役もあるので、楽しみということもあるんですが、正直僕はもう時間がないというか、早くやっていきたいという思いが強いですね。

記者:自分の中で使い分けはできそうですか?

城田:それは大丈夫です。過去にもミュージカルをやりながらドラマをやっていたり、ドラマをやりながら映画をやっていることはあるので、経験がありますし切り替えはできる方なので、この二役をやることがどうしようということではなくて、ひとつひとつの役の完成度を上げていくことにちょっと時間がないなと思っている次第です。

記者:2年前もお伺いしたのですが、究極の愛ということで、最近はご自身ではどうですか?

城田:究極の愛! 僕はいつだって、愛にあふれている人間なので、24時間365日誰かを愛しています。

記者:誰かいらっしゃるんですね?

城田:常に誰かを愛しています。

記者:小池先生にお伺いします。シアターオーブは舞台機構が変わるので、それを生かしたいとおっしゃっていましたが。

小池:オーブは今まで使われていませんが、花道があるので、それを使いたいと思っています。花道の上に2階や3階のスペースがあるので、そこも使いたいと思います。

◆ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」
《東京公演》2013年9月3日(火)〜10月5日(土) 東急シアターオーブ
《大阪公演》2013年10月12日(土)〜27日(日) 梅田芸術劇場メインホール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://romeo-juliette.com/

《筆者プロフィール》岩橋朝美 フリーエディター、フリーライター。WEBおよび出版を中心に、企画、編集、取材、執筆を行う。エンタテインメント、女性、仕事など、幅広いテーマで活動。

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