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特集(1)龍にとって新境地

2013年7月25日

写真:「ルパン ―ARSENE LUPIN―」より「ルパン ―ARSENE LUPIN―」より、アルセーヌ・ラウール・ルパン役の龍真咲=撮影・岸隆子

 「アルセーヌ・ルパン・シリーズ」といえば、世界中で愛されてきた人気推理小説です。いくつもの顔を持ち、鮮やかに盗みを働く大泥棒。しかし、頭脳明晰な探偵でもあり、弱い女性や子どもには優しい一面を持つという、ルパンはまさに小説界のヒーローの1人です。子どもの頃、夢中になって読んだという方も少なくないのではないでしょうか。

 今回、題材となった「ルパン、最後の恋」は、作者ルブランが生前に執筆しながらも封印されていたものが、70年の時を経て発見され、世に出てきた奇跡の宝物。みんなの憧れだったヒーローの作品に、まだ知られていないストーリーがあったなんてという驚きに、宝塚ファンだけでなく、小説のファンも見逃せない公演となりました。

 龍さんにとって、今回の役柄は新境地かもしれません。ミステリアスな事件に取り組むルパンは、ひたすらクールで頭脳明晰な紳士。ふだんの若々しくてキラキラしたキュートなキャラクターとは真逆の役作りとなりました。

 ルパンのシンボルであるシルクハットと黒燕尾に身を包んだ龍さんが、黒いマントコートをひるがえし颯爽と登場すると、舞台はパッと華やかに。小顔と抜群のスタイルで、「ルパンスタイル」を完璧に着こなし、キャラクター作りもバッチリ、新しい大人の魅力を引き出しています。時には、同じスタイルのルパンダンサーズを率いて踊り、得意の喉を生かした歌のシーンもたっぷり。ソロをはじめ、セリフの途中からメロディーがついてくる変則的なものもあるなど、ミュージカルらしさあふれる作品となりました。

 傍らにはルパンの伝記を手掛ける作家ルブラン。物語は、2人が回顧する形で事件の中に入り込んでいきます。

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