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特集(5)怒涛のダンス

2013年7月25日

写真:「Fantastic Energy!」より「Fantastic Energy!」より、凪七瑠海(写真中央)=撮影・岸隆子

 グランド・レビュー「Fantastic Energy!」は、龍・愛希コンビ初めての大劇場ショーとなります。作・演出の中村一徳先生は独特のパターンを貫いていて、覚えやすい主題歌と、大人数の群舞が連続することが特徴ですが、今回もそのスタイルをこってりと味わうことができました。

 幕が開くと真ん中に光り輝く龍さんの姿が。自身のキラキラオーラも手伝って、とにかく存在が華やかです。「ファンタスティック、エナジー」と、帰り道に絶対に口ずさめるメロディーで元気いっぱいのオープニングに、客席のテンションも一気に上がります。

 今回、最も驚いたのが、愛希さんのショースターぶり。男役を率いてセンターで踊っても引けをとらないどころか、むしろそれがカッコいい。陽月華さんや蒼乃夕妃さんタイプの「男前」ダンサーかもしれません。芝居同様、ショーで魅せるパフォーマンスも急成長で、どの場面でもすっかり目を奪われてしまいました。

 北翔さんが踊りまくる場面も迫力満点です。沙央さん、凪七さんをはじめ、下級生たちと一緒にエネルギッシュに弾ける姿はまさに「Energy!」。歌の名手のイメージが強いのですが、ダンスの腕前も堂々アピール。高い実力を見せつけ、若手が多い月組にとって良い刺激になったのではないでしょうか。

 珠城さんがロケットボーイとして、銀橋を歌って踊るシーンがまた強く印象に残りました。先日のバウ公演「月雲の皇子」で鮮烈な主演デビューを飾りましたが、その輝きはやっぱり本物だったと納得のオーラです。続くラインダンスでは、研2の暁千星さんが見事なピルエットを披露。かつて星組トップスター柚希礼音さんもロケット時代、1人で踊るシーンがあって、その迫力に圧倒されたことを思い出しました。またもや大型スター登場の予感も高まり、どのシーンでもワクワクが止まりません。

 たたみかけるように続く怒涛のダンスに、舞台も客席も息つく暇がないほど。次から次へとあふれでるエキサイティングなシーンの連続で、あっという間に時間が過ぎていくよう。龍さんが舞台中央から突然現れたり、消えたりするようにみえる高速セリも見ものです。

 エネルギーあふれる月組の熱い息吹で、宝塚大劇場はすでに真夏の季節を迎えていました。

◆「ルパン ―ARSENE LUPIN―」
《宝塚大劇場公演》2013年7月12日(金)〜8月12日(月)
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/334/index.shtml
《東京宝塚劇場公演》2013年8月30日(金)〜10月6日(日)
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/335/index.shtml

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。

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