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特集【インタビュー】ミュージカル「アニー」の2人
吉岡花絵さん、石川鈴菜さんに聞く

2013年8月19日

動画撮影・小林勝彦(インタビューは大阪公演の開幕直後に取材したものです。大阪公演は終了しています)

 ミュージカル「Annie」(アニー)が、今年も全国各地で上演されています。主役アニーを演じる吉岡花絵さん(吉岡の吉の正しい表記は、上が土となります)と石川鈴菜さんは、アニーと同じ年頃ですが、舞台に上がると一転、堂々と光り輝き、お客さんを圧倒します。そんな彼女たちの素顔に迫ろうと、お話を伺いました。動画でご覧ください。(フリーライター・さかせがわ猫丸)

 「アニー」といえば、子どもが主役のミュージカルでは最高峰にあるといっても過言ではないでしょう。毎年、行われるオーディションは、特別番組が放送されるほど注目度も高く、 今では“風物詩”にさえなりました。

 目指すは、アニー役2人と仲間たち。毎年、応募者は9000人にものぼります。数年間受け続けている人も少なくありません。厳しいレッスンを重ね、親子二人三脚で臨むミュージカル「アニー」への挑戦は、舞台人を目指す子どもたちの、いわば登竜門ともいえそう。

 そんな中、2013年度のアニー役を勝ち取ったのが、吉岡さんと石川さん。ともに12歳の中学1年生です。9000人の中から選ばれたと聞くと、どれほどハキハキして、押しの強いお嬢さんなのだろうと想像していましたが、実際の彼女たちは素直で、照れ屋で、ごくごくふつうの女の子でした。2人の雰囲気がよく似ているのも印象的です。

 一番最初に幕が開いた東京公演では、心臓がはりさけそうに緊張しながらも、この舞台に立てることは夢のようだと感じた吉岡さん。石川さんは、出番直前に演出家のジョエル・ビショッフさんとハグした際、緊張のあまり泣き出してしまったそう。でも舞台では、そんなことがあったとは思えないほど堂々とした演技でした。ストレートな歌声と、等身大の演技は観る者の心へまっすぐに突き刺さり、ごく自然に物語の中へ入り込めてしまう。これはやはり主役であるアニーの求心力に依るところが大きいと実感します。

 小学1年生で初めて「アニー」を観て、どうしてもこの舞台に立ちたくなったという吉岡さんは、今回のオーディションが6度目の挑戦でした。念願だったアニー自身になれた今、何があってもあきらめないアニーの強さをあらためて感じたそう。この気持ちをもとに、将来はミュージカルスターを目指したいと声を弾ませていました。

 石川さんがこの作品と出会ったのは、わずか4歳の頃。アニーが舞台の真ん中で「トゥモロー」を歌うのを観て、いつか自分もあんな風に歌いたいと思ったことがきっかけでした。今回の経験を自信にして、やがてはレッドカーペットを歩けるような女優さんになりたいと、目を輝かせます。

 子どもが主役のミュージカルでも、決して子どもだけが楽しめる内容ではありません。大人の琴線にも触れる本格的な作品であるからこそ、ここまで長く続いているのでしょう。そしてそれはひとえに、主役を演じるアニーの力量にかかっている。一見、ごく平凡な小学生に見えても、その奥に積み重ねた努力が、舞台の完成度を物語っています。

 まだ、何色にも染まっていない彼女たち。その真っ白なキャンバスを、自らの筆で、これからどんな絵具で、どんな風に彩るのか、とても楽しみで仕方がありません。無限の可能性は、未来へと広がっています。

※インタビュー全動画は有料会員向けページに掲載しています。

〈吉岡花絵さんプロフィール〉
2001年2月生まれ
2009年劇団四季「ドリーミング」恋人の女の子役

〈石川鈴菜さんプロフィール〉
2001年3月生まれ
2012年「葉っぱのフレディ」ダニエル役

続き(有料部分)を読む


【写真】吉岡花絵、石川鈴菜=撮影・小林勝彦

【ミュージカル「アニー」公演評はこちら】

◆丸美屋食品ミュージカル「アニー」
《東京公演》2013年4月20日(土)〜5月6日(月・休) 青山劇場(公演終了)
《大阪公演》2013年8月8日(木)〜8月14日(水) シアター・ドラマシティ(公演終了)
《鳥取公演》2013年8月18日(日) とりぎん文化会館 梨花ホール(公演終了)
《名古屋公演》2013年8月23日(金)〜8月25日(日) 愛知県芸術劇場大ホール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.ntv.co.jp/annie/

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。

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