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特集(1)彩凪、純粋無垢な青年役がはまる

2013年9月6日

写真:「春雷」より「春雷」より、ウェルテル役の彩凪翔=撮影・岸隆子

 中央には、舞台の3分の1を占めようかという巨大な木が鎮座。葉っぱが1枚もない枝が天に向かって幾本も伸び、何千年もの歴史を感じさせるような質感が、重厚な存在感を示しています。緑の飾りがカーテン状に降りてきて「森の中」、窓だけが降りてきて「部屋の中」、リボンが放射状に降りてきて「祭り」と、ほんのわずかなアクセントや照明の変化だけで、ごく自然にその場面へ入り込めてしまう不思議。舞台装置担当の松井るみさんは、今年3月のバウ公演の「南太平洋」、現在上演中の大劇場公演「愛と革命の詩」に続き、これが3作目の参加となりましたが、宝塚へ舞台芸術という形で新しい風を吹き込んでいます。

――1771年5月4日。叔母の遺産整理のためワールハイムの村にやってきたウェルテルは、ロッテという女性に出会い、たちまち心惹かれる。だが彼女には、父の立場と妹たちの将来を守るために承諾した、弁護士のアルベルトという婚約者がいた。

 翌週、ウェルテルとロッテは五月祭のダンスパーティーで再び心を通わせ、こっそりと喧騒を抜け出すが、そこで突然の雷雨に襲われてしまう。思わずロッテを抱きしめるウェルテル。許されない恋と知りつつ、2人は雷鳴が響く中、一夜を過ごすのだった。

 ウェルテルは大学で法律を学びながらも、将来への迷いや若さゆえの不安定さもかかえた純粋無垢な青年。彩凪さんの若々しい今の雰囲気にピタリとはまっています。

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