マイコンテンツ

ここから本文エリア

特集(2)大湖、まるでヨーロッパのお人形

2013年9月6日

写真:「春雷」より「春雷」より、ロッテ役の大湖せしる=撮影・岸隆子

 大湖さん演じるロッテは、細かくカールされたボリュームあるヘアスタイルがエキゾチックな顔立ちに映え、まるでヨーロッパのお人形のよう。男役から娘役へ転向しておよそ2年。低めの声にまだ名残はあるものの、すっかりしとやかな大人の美女となりました。

 ロッテを慕う妹たちも皆キュート。姉妹のドレスはほぼ同じデザインで、異なる生地の模様がストライプや格子柄と、とても素朴で可愛らしく、彼女たちの派手ではない優しい暮らしぶりが、そんなところにも表現されているような気がします。

 無邪気な妹たちに囲まれ、田舎で静かに生きてきたロッテにとって、突然やってきた年下の青年ウェルテルの存在は、彼女の人生に大きな波紋を投げかけたことでしょう。

 出会った時から互いに恋の予感を覚え、祭りの輪を抜け出して、そこで嵐に見舞われる…なんというドラマチックなシチュエーションでしょうか。そこへ「許されない恋」というスパイスが加われば、盛り上がらないわけがない。これほど完璧なラブシーン設定が用意されたら、あとは役者さんの演技にかかってくるわけで、実はとても難しい場面かもしれません。

 ウェルテルの若い熱情に、自らに課したタガがはずされていくロッテ。この作品で最も情熱的で美しいシーンとなりました。

続きを読む

戻る

バックナンバー

宝塚歌劇一覧へ>> 舞台一般一覧へ>> 動画掲載記事一覧へ>> 過去記事一覧へ>>

過去記事一覧へ>>

ページトップへ戻る

Astandについて個人情報著作権利用規約特定商取引会社案内お問い合わせ