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特集(1)「最後にプレゼントをもらった気分」

2013年9月9日

写真:春風弥里この舞台を最後に退団する花組の春風弥里さん=兵庫県宝塚市、滝沢美穂子撮影

 春風は、革命後のフランスを恐怖政治で支配したジャコバン党の一人、ジュール・モラン役。シェニエを追い詰める野心家で憎まれ役だ。「冷酷で心を鬼にしないと演じられない部分はあるけど、彼は彼なりの信念を貫こうとしていた」と話す。 娼婦(しょうふ)との濃厚な絡みも見せ場のひとつ。「台本にも『愛をむさぼる男と女』って本当に書いてあるんです」。そんな役もこなせるようになってきたからこそ、宙組時代をよく知る蘭寿も「最近どんどん伸びてきていたのに、本当に残念」と話す。退団を決めたあとに巡り合ったのが、「戦国BASARA」の伊達政宗役。これが好評で再演を望む声も上がっていた。「だて男といわれるゆえんの役ができて男役みょうりに尽きる。最後にプレゼントをもらった気分だった」と振り返る。

 併演のショー「Mr.Swing!」(作・演出 稲葉太地)では、河底美由紀の大人っぽくも色彩センスに富んだ衣装をまとい、はじける笑顔を見せている。一人、銀橋で歌う場面もあり、「見ているだけで泣けてくる」と蘭寿がいえば、「振り付けのとき、うるっときてしまった」と本人もいう。去りゆく仲間への愛に満ちた3時間だ。23日まで。宝塚歌劇インフォメーションセンター(0570・00・5100)。(谷辺晃子)

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