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特集(5)躍動感のあるステージ

2013年9月18日

写真:「ロミオ&ジュリエット」「ロミオ&ジュリエット」公演より、城田優(ロミオ)、尾上松也(ベンヴォーリオ)、東山光明(マーキューシオ)=撮影:渡部孝弘

 そのほか、脇を固める重鎮で光ったのは、乳母役の未来優希。前回はパワフルな歌唱、芝居がやや目立つように感じたが、今回は感情の機微が伝わるメリハリのある歌と演技で、作品を支えていた。

 演出での特徴は、今回の東京公演は「レ・ミゼラブル」の新演出版のように、両サイドの花道にも高くセットを組んでいること。そのため、舞台に迫力と奥行きが生まれ、役者やダンサーがより縦横無尽に動くことで、躍動感のあるステージに仕上がっている。

 また、本作は、原作のフランス版や宝塚歌劇版にはない、スマートフォンやメールなど現代的なツールが物語のキーとなる。初演時には大いに違和感を感じたものだが、今回は役者陣が、今の時代感覚で極限の状況をどう生きていくかを咀嚼(そしゃく)して演じているため、初演よりも自然になじんでいたように感じた。

 今回未見のキャストについても興味はつきず、また組み合わせによって、登場人物たちの関係性に微妙な違いが感じられるのが本作の面白いところ。ぜひ、機会があれば、さまざまな組み合わせで見てほしい。

◆ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」
《東京公演》2013年9月3日(火)〜10月5日(土) 東急シアターオーブ
《大阪公演》2013年10月12日(土)〜27日(日) 梅田芸術劇場メインホール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://romeo-juliette.com/

《筆者プロフィール》岩橋朝美 フリーエディター、フリーライター。WEBおよび出版を中心に、企画、編集、取材、執筆を行う。エンタテインメント、女性、仕事など、幅広いテーマで活動。

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