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特集(1)小池:歌も芝居も大好きです

2013年10月2日

写真:「メリリー・ウィー・ロール・アロング」制作発表より撮影・岩橋朝美

【制作発表会見】

司会:演出の宮本亜門さんは、長年この作品の上演を熱望されていたと伺っていますが、作品の見どころと演出プランをお聞かせいただけますか?

宮本:この作品はスティーヴン・ソンドハイムの中でも、もっとも若い人たちのために作られた作品です。みなさんの中にも、中学・高校・大学時代に夢を語り合った親友がいたけれども、その後、なぜか親友ではなくなってしまって、違う道を歩んだという経験のある方がいると思います。友情とは永遠に続くのか、そうではないのか、違う人と恋愛をすることもあるでしょう。でも、最初はみんなピュアな部分を持っていた。そこからすべてが始まっているというのが、このミュージカルの本質です。

 夢を持っていても、生きていく上ではいろいろなことが起こり、果敢に戦わなければならない。夢を持つことの素晴らしさと、ある意味矛盾みたいなものがこの作品にはあると思います。ですから、これから夢を持ちたい人にぜひ観てほしいし、中高年の方々、人生を歩んできた人にも観てほしいです。また、音楽が凄くあたたかくて、人間の本質を醸し出しています。

 物語は20年間にわたるお話で、40代から始まり、だんだんと時代が遡っていって、20代半ばで終わるというたいへん変わったスタイルです。お客様には自分の人生に重ね合わせて楽しんでいただければと思います。今回はオーディションもさせていただいたのですが、凄い才能が集まっています、実を言うと。みなさんきっと歌唱指導で苦しんでいらっしゃるでしょうけど、ソンドハイムの(難解な)歌をどんどん歌っています。稽古場で存分に汗をかきながら最高の舞台を作り上げていきたいと思います。よろしくお願いします。

司会:続きまして、真面目で頑固な職人気質の脚本家チャーリーを演じる小池徹平さんに伺います。この作品に出演が決まった時の感想と、作品にかける意気込みを、作品の魅力を交えてご挨拶いただけますか?

小池:チャーリー役の小池徹平です。よろしくお願いします。ミュージカル初出演ということもあって、初めてこのお話を伺った時には本当にビックリしたというのが一番の印象でした。ただ、歌も芝居も大好きなので、以前から(ミュージカルは)自分に合うんじゃないかなとは思っていたんです。ですが、この「メリリー・ウィー・ロール・アロング」は凄く難しい作品で、みんなプレッシャーを感じてきて、不安が募るばかりです(笑)。キャストがみんな近い年齢なので打ち解けやすく、亜門さんも感情でぶつかってきてくださるので、稽古場は凄くいい雰囲気。本当によい作品になるのではないかと僕自身も思っていますので、みなさんに楽しんでもらえる作品になるようがんばりたいと思います。よろしくお願いします。

司会:次に、野心家で要領のよい作曲家フランクを演じる柿澤勇人さんにお伺いします。繊細で複雑な楽曲で知られるソンドハイムさんの作品は「スウィーニー・トッド」に続いて2度目ということですが、現在の心境、そして作品にかける意気込みを交えてご挨拶いただけますか?

柿澤:フランク役の柿澤です。よろしくお願いします。ソンドハイムの作品は「スウィーニー・トッド」に続いて2作目となるんですが、本当にソンドハイムの作品は難解な曲が多いです。でも、亜門さんが稽古場でいつもおっしゃっているんですけれども、千本ノック――稽古の量と努力と練習量だからと言われていて、だから、その点はあまり心配していなくて、なんとかなるかなと思っています。というのも、スウィーニーの時に「こんな曲無理でしょ」と思っていたんですけれど、何十回、何百回と稽古を重ねるうちに自然と自分の腑に落ちるところがあって楽しくなってくるポイントがあったんです。だから、今回もその作業がとても楽しみです。

 「スウィーニー・トッド」のときは市村正親さん、大竹しのぶさんというツートップ、大先輩がいらっしゃったので、お二方から何を盗もうか、何を学ぼうかという姿勢で臨んでいたんですが、今回はほとんど先輩・後輩はなく、同年代の人たちで構成されています。稽古も始まっているんですけれど、個性豊かで本当に面白い方々が集まっています。そして、それぞれ熱い何かを持っている奴らが集まっているので、この作品でひとつにまとまって全力で挑めば、凄まじいエネルギーをみなさまにお届けできるのかなと思います。お楽しみにお待ちください。よろしくお願いします。

司会:チャーリーとフランクの親友でお人よしの演劇ライター、メアリーを演じるラフルアー宮澤エマさんにお話を伺いたいと思います。本作で女優デビューとなる宮澤さん、現在の心境をお聞かせいただけますか?

宮澤:メアリーを演じますラフルアー宮澤エマです。よろしくお願いします。実は亜門さんの別の作品のオーディションを受けたのですが、落ちてしまいまして。それでも、亜門さんにお会いできただけでもよい経験になったなと思っていました。だから、ある日この作品でメアリー役を演じさせていただけると決まった時は、うれしくて、うれしくて本当に涙が止まりませんでした。ただ、うれしさが一瞬落ち着いた後に、作品を改めて見てみると、曲もそうですけれどストーリーが40代から20代まで遡っていくというとてもチャレンジングな役で緊張しています。が、こんなにチャレンジングな役を初めての舞台で演じさせていただけることは本当にうれしく思っています。それと同時にキャストのみなさんが素晴らしい方々ばかりで、学ぶことしかないので、一番下から上がっていく状況です。みなさんに私のイメージはまだあまりないかと思いますので、期待以上のものをお届けできればいいなと思っています。よろしくお願いします。

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