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特集(2)自分らしさがわかってきた

2013年10月11日

写真:湖月わたる撮影・岩村美佳

――卒業してもう7年ですよね。

 そう、7年経つんですよ。はい。

――7年経って念願かなったというところですが、湖月さんとしては、7年目の今の自分は、どういうステージにあると思いますか?

 本当に、「地球ゴージャス」にはすごく出させていただきたかったんですけど、退団してすぐじゃなくて良かったなとも思います。そうすると男役をどこかまだ引きずってしまったかもしれないし、自分で持っているものだけで勝負してしまったかもしれない。でも、7年という年月を経た今なら、自分らしさも、少しずつわかってきたので…いや、どこまでわかってるかわからないですけど(笑)。

 男役を捨てよう、捨てようと一生懸命…捨てるというか、クセを取ろうとがんばってきた、女優になろうと思ってきた。でもその中で、ミュージカルだけではなくて、ダンス公演や音楽劇、いろんなジャンルの舞台に出させていただくなかで、ゆるぎない自分のままで、思い切って裸になれるようになった。以前は毎回「今度はどうしよう、どうしよう」と、不安な部分が多かったんですけど、今ようやく何かひとつ芯が、できつつあるのかなあと思うんです。

 男役で培ったものは私の武器ですし、そんな私にしかできないもの、宝塚の元男役でしかできない女性像というのが武器なのかなと思います。また、自分の持っている、ちょっと乙女な部分といいますか(笑)、意外な部分、男役のときには絶対に出せなかった素の自分というものも、思い切って出せるようになってきました。ちょうど、堅かった粘土がちょっと柔らかくなってきた頃合いなのかなーと思うんです。だから今なら、もう一回踏んづけてぐにゃぐにゃにして、新たな私を作ってもらえるかな…って。

――なるほど…。

 でも、潰されても、今ならまた自分らしい形をつくっていけるぞっていう気もするんです。新しいところに飛び込むのでちょっと緊張はしますけど、でも、今の段階ではワクワク感のほうが勝っていますね。

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