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特集(4)計画を立てるのが好きなんです

2013年10月11日

写真:湖月わたる撮影・岩村美佳

――いつも、湖月さんを取材させていただくときには、準備で緊張する中でも「お会いするのが楽しみ!」と思えてしまいます。逆に、湖月さんのほうでなさっている気遣いとか、あるんでしょうか? 宝塚在団中よりも、初めての方と会われる機会も増えたと思うのですが。

 気をつけていること………うーん(かなり沈黙)。

――…変な質問だったでしょうか???

 「楽しくあること」でしょうか? 取材の場合は「ありがたいなあ」という気持ちがありますし…うーん。あとは、挨拶はちゃんと相手の目をちゃんと見てする、とか? でもそれは宝塚時代からそうなんですけど…???

――答えにくい質問で失礼しました…。でも、宝塚を退団するのは会社を辞めて独立するのと似ていると、私はいつも思うんですよね。ちなみに湖月さんは、宝塚を辞められてから、ご自分として変わったなと思われることは何かありますでしょうか?

 やはり、毎回が一期一会なので、その瞬間瞬間を大切にしたいという思いはありますね。宝塚にいた頃は、専科時代は別として、組に所属しているときはずっと同じメンバーでいられましたけど、退団してからは一作一作が一期一会ですから。「また会いましょうね」といっても、実際に公演が終わるとなかなか会えないので、今回も出演者の皆さんからたくさんのことを吸収して、充実した時間を過ごしたいなと思いますね。

――フリーランスで働く身として、もうひとつ是非お聞きしたかったのが、いろんなことにいつもチャレンジされていて、しかも大学の勉強までされていた湖月さんが「いったいどんな風に時間を使ってらっしゃるんだろう?」ということです。

 (笑)。計画を立てるのが好きなんですよ。今日は何時にあれをして、何時にこれをして…と、それを1日に3つも4つもこなすのが好きで。でも、最近はもう少し落ち着いた予定の立て方にしようかなと思ってます(笑)。

――でも、普通の人は1日に5つのことをしようと計画を立てても、2つぐらいしかできなくって「あーあ」と思いながら終わる、という場合が多いと思うのですが。達成できちゃう秘訣は何でしょう?

 言ってしまうことじゃないですか。言ってしまうと、やらざるを得ないじゃないですか。(放送大学のことも)最初は、難しいかなと思っていたんですけど――有言実行! そうすると「何が何でも卒業せねば!」っていう気持ちにもなりますし。大学の件に関しては、やっぱり言ってよかったなと思いますね。何度もくじけそうになりましたけど、そのたびに、皆さんが応援してくださっていたのを思い出して、「ここで挫折してはいけない」っていう気持ちになりましたから。

――放送大学で学んだことって、どうでしょう? 今役立ってることは、何かありますか?

 宝塚や舞台に関しては、大好きなことですし、小さいころからの夢でしたから、何があっても我慢できるし、がんばっていけるんですけど、放送大学での勉強は、自分の中では逃げてきたといいますか、見えないふりをしてきた分野だったんですね(笑)。それを「いや、これで終わらせちゃいけない。やろう」と自分で決めて、やってみたら思っていたより大変で…でも、思っていたより夢中になって…そうやって自分の苦手なことをひとつやり遂げられた経験というのは、「あれを思えば、これもできるんじゃないか」という、今後の自分のバロメーターになりそうです。

――でも、「逃げてきた」ってことは、自分の中で「やらなきゃいけないことだな」っていう意識はあったということ?

 そうですね。父との約束もありましたし、人は楽しいことや好きなことに夢中になるだけではいけないんじゃないかという思いもありました。人生経験として、苦手なことに取り組むことも必要なんじゃないかなと、心のどこかでずっと気になっていたんです。それなのに、宝塚に夢中で、「できないできない。忙しいからできない!」と言い訳してきたけれども、忙しくてもやる気になればできるということを自分の中で証明できたので、これからは「忙しいから」では逃げないつもりです。

――すごい…私もそうでなくちゃ!と思いました。

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