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特集(4)独創性を際立たせるスオッツイ、敏捷さが光るボーダー

2013年11月6日

 そして、目を見張ったのが、「フォー・テンパラメンツ」。ヒンデミット特有の憂いのある音楽と共に展開する動きの一つ一つに、儀式にも似た崇高さが感じられる。これという具象性はないのだが、溜息が出るような形象が身体によって次々と紡がれるさまは、ただただ圧巻。白と黒のシンプルな衣装で、ここまで深遠な世界を作ることができるのかと心を打たれた。タイトルになっている「フォー・テンパラメンツ」(四つの気質)の中では、「憂鬱」のショーン・スオッツィが、メリハリのある動きで振付の独創性を際立たせ、非常にドラマティックだった。「快活」はアビ・スタフォードとジャード・アングルが端整な中に華やぎを感じさせ、「無気力」のアスク・ラ・クールは彫像美を体現。最後は「いらだち」でアシュリー・ボーダーが敏捷さと存在感を見せつけ、そして、荘厳な終幕へ。作品を通して、バランシン作品が抽象的であっても決して無機質ではなく、有機的なエネルギーに満ちていることもよくわかった。

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