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特集【すみれの風 吹いたころ】(1)杜けあき
歌い出す 10発撃たれても

2013年11月6日

 「ベルサイユのばら」東京公演(1989年)。クライマックスで、演じていたアンドレが死ぬ場面です。

 銃撃戦で橋の上で10発以上撃たれる。撃たれても、起き上がる。そのたびに「えええ〜〜〜っ」。3階席(旧東京宝塚劇場)の男子高生たちの声が、聞こえてくるんです。

 ブロンドの髪ひるがえし〜、と最後に私が歌い出すと、「うそだろーっ」。

 そりゃそうです。十何発も撃たれて歌い出すなんてありえない。でも、これが宝塚なのよ。アンドレの体は死んでも、魂が歌っているんだよね。それが表現できる世界。愛、夢、希望。宝塚の歌に必ず出てくる言葉。これをなくしちゃ生きていけないんだと、恥ずかしくなく表現できる場所なんです。

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〈杜けあきさんプロフィール〉
もり・けあき 1979〜93年在団。雪組元トップスター。東北出身で初。愛称カリンチョ。2日から「DREAM,A DREAM」(梅田芸術劇場)。

【写真】杜けあき=東京・北新宿、郭允撮影

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