マイコンテンツ

ここから本文エリア

特集(1)壮、実直なサラリーマンにしっくり

2013年11月20日

写真:「Shall we ダンス?」より「Shall we ダンス?」より、ヘイリー役の壮一帆=撮影・岸隆子

 オープニングは、「ベルばら」と見紛うような舞踏会のシーンから。白い豪華なドレスに身を包んだ愛加さんや早霧さんが、白い王子様たちと優雅に踊り、全身銀色に輝く衣装の壮さんが登場するなど、宝塚らしい華やかなシーンも最初にしっかりと用意されています。

 原作の映画は、役所広司さんが演じた中年サラリーマンが主役です。彼の家族も、ダンス教室に通う人たちも、登場人物はみなリアルな生活感満載で、華やかなラブロマンスやカッコいい男役が活躍する宝塚にはミスマッチな題材では?と、一瞬思わせました。

 けれど実際に舞台に上がると、壮さん自身が持つ大人の雰囲気は実直なサラリーマンにしっくり溶け込み、かつ宝塚のトップらしいスマートさにあふれていて、妻子がいても、むしろそれが魅力の要素になっているほどでした。

 愛加さん演じるジョセリンも普通の主婦ですが、母としての落ち着きと、妻としての女性らしさを兼ね備え、家電をおねだりするシーンなどのちょっとした仕草も愛らしく、家庭に不満はないという設定も納得です。星乃あんりさん演じる娘エミリアもタブレット端末に夢中なイマドキの女の子で、両親と娘のやりとりには、思わず自分と重なる部分があってドキッとさせられたり…。宝塚らしい美しさを損なわないまま、どこにでもある家族風景に共感を覚えます。

続きを読む

戻る

バックナンバー

宝塚歌劇一覧へ>> 舞台一般一覧へ>> 動画掲載記事一覧へ>> 過去記事一覧へ>>

過去記事一覧へ>>

ページトップへ戻る

Astandについて個人情報著作権利用規約特定商取引会社案内お問い合わせ