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特集【ヅカナビ】「愛と革命の詩」
作品を浮き立たせる、シンメトリーな色彩美

2013年11月19日

 花組公演「愛と革命の詩」は、歴史の大転換期の最中、それぞれの価値観に誠実に生き抜いた人々のドラマを描き、見応えのある一作となった。

 タカラヅカではおなじみのフランス革命期の物語である。バスティーユ陥落の日から、急進派のロベスピエールが失脚する「テルミドールのクーデタ」の直前までの5年間の話だ。

 原作はオペラ「アンドレア・シェニエ」だ。オペラにも登場する詩人アンドレア(蘭寿とむ)、コワニー家の令嬢マッダレーナ(蘭乃はな)、そしてコワニー家の使用人からジャコバン派の幹部となるジェラール(明日海りお)の3人を中心として、物語は進む。だが、タカラヅカ版ではこの3人の周辺にさまざまな立場で革命と向き合う人物が配され、より複線的でダイナミックな展開となった。

 この作品でとりわけ印象的なのは「色彩」である。扱うテーマは決して明るいものではない。繊細で美しい色彩が、哀しい物語をよりいっそう浮き立たせているようでもある。また、要所要所がシンメトリーな色彩美で描かれているのも、この作品の特徴だ。そこで今回は「色彩」を軸にこの作品を眺めてみよう。主な登場人物に「テーマカラー」ともいうべき色があるのではないか、というのが私の仮説である。(フリージャーナリスト・中本千晶)

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