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特集(5)育三郎君がどう演じるか

2013年12月6日

写真:福井晶一撮影・岩村美佳

――「レ・ミゼラブル」でも共演されていますが、同じ津島サトル役の高校生時代を演じる、山崎育三郎さんの印象はいかがでしょうか?

 いや、もうスターですからね(笑)。「レ・ミゼラブル」では自分の娘の恋人役で、直接関わりあうことはそんなになかったですけれど、今回は同じ役で。でもまた、あまり関わらないんですけれど(笑)。ただ、育三郎君の中に流れているものを感じながら僕は演じなければいけないと思っています。稽古はこれからですが育三郎君がどう演じるかを見ながら、過去の自分というものを作ったうえでのサトルを演じなければいけないので、一緒に作っていけたらなと思っています。

――豪華なキャストが揃いましたけれど、特に楽しみな方とかいらっしゃいますか?

 いやもう…木の実ナナさんですね(笑)。制作発表でも強烈な印象が残っています(笑)。同じ事務所の大先輩なんですけれど、初めてお会いしてご挨拶をさせていただいたんですが、すごく温かく話しかけて頂いて。あとは、小野武彦さんや田中麗奈さんもそうですけれど、テレビで見ていた方々とご一緒できるなんて夢のようです。

――高校生キャストの皆さんは若々しくて勢いがありますね。

 そうですね!今回のキャストの中で僕の年齢が中途半端というか、あまり同じ世代の人がいないんです(笑)。

――今後やってみたい役や作品、ジャンルなどお聞かせください。

 色んなことにチャレンジしたいと思っているので、ひとつに限らず歌うことも演じることも好きですし、人間臭い役もやりたいですね。「船に乗れ!」はクラシックですけれど、ロックとか。

――ダンスはいかがですか?

 「CATS」では踊ってましたからね(笑)。そうですね、それも含めて色んなことに挑戦したいと思います。ストレートプレイや時代劇でも何でもやってみたいです。

〈インタビューを終えて〉
 穏やかに笑いながらお話しされる福井さんは、怪我を経てどん底まで落ちたというつらい経験を感じさせない方だ。人生の頂点から奈落の底に落とされる経験なんて私には想像もつかないが、福井さんが演じるジャン・バルジャンからは人生の深みが伝わって来た。役者が日々経験するリアルな体験が役に生かされる…その極限を体験されたのだろうか。

 四季を退団しようと思った理由を伺って、なるほどと腑に落ちた。私自身も分野は違うけれど、同じことを思った経験があったからだ。おそらく多くの人は、30代になると一度自分の人生を振り返り棚卸作業をする。道を変えるならば、チャンスはもうないかもしれない。今決めなければいけないと…。その結果、自分自身が後悔しない選択を出来れば、それがベストだ。福井さんが悩んだ先に掴んだチャンスは大きかった。

 小学校のときの夢を大人になって叶えられる人がどれだけいるだろうか。「歌手になる」という夢は「舞台で歌を歌って人を感動させたい」と変化し、その夢を叶えた。40歳という節目を越えて、この先にはどんな役者人生が広がっているのか、私もこの先を見てみたいと思った。(岩村美佳)

【フォトギャラリーはこちら】

◆交響劇「船に乗れ!」
《東京公演》2013年12月13日(金)〜21日(土) 東急シアターオーブ
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.fune-ni-nore.com/

(関連リンク:福井晶一オフィシャルウェブサイト)
http://showstop-duncan.com/

(関連リンク:福井晶一オフィシャルブログ)
http://ameblo.jp/shouichi-fukui/

《インタビュアープロフィール》岩村美佳 フリーランスのフォトグラファー、ライター。舞台関係、ファッションなどを中心に撮影してきた経験をいかし、ライターとしても活動している。「目に浮かぶ言葉」を伝えていきたい。

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