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特集【公演評】スタジオライフ「LILIES」
戯曲の面白さと奥深さ凝縮、適材適所の傑作

2013年12月9日

 スタジオライフの代表作のひとつ「LILIES」が2009年に続き4度目の上演を果たした。「LILIES」はカナダの劇作家ミシェル・マルク・ブシャールによる戯曲で、同性愛関係にあるふたりの少年が辿る悲劇的な末路を、閉鎖的な社会にはびこる鬱屈とともに描き出す。Sebastiani、Marcellien、Erigoneの3チームで上演され、私はMarcellienチームの初日を観劇した。(フリーライター・岩橋朝美)

 1952年の春。服役中の囚人であり、かつての友人でもあるシモン(山本芳樹)によって、カナダ郊外の刑務所へ呼び出されたビロドー司教(曽世海司)。そこで彼は、突然シモンら囚人たちによって監禁され、彼らによる芝居を見せられることに。その芝居には、40年前の自分(千葉健玖)とシモン(鈴木翔音)、そして「リリーホワイト」というあだ名で呼んでいたヴァリエ(藤森陽太)の姿があった。

 刑務所に収監されている囚人たちが、40年前に起こったある事件の真相を演劇で再現するという劇中劇の手法がとられ、さらに劇中劇の世界では主人公のシモンとヴァリエが「聖セバスチャンの殉教」を演じるという三層構造のストーリーが、さまざまな嘘と真実が交差しスリリングに展開する。

【写真】「LILIES」(Marcellienチーム)公演より

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◆スタジオライフ「LILIES」
《東京公演》2013年11月20日(水)〜12月8日(日) シアターサンモール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
 http://www.studio-life.com/

《筆者プロフィール》岩橋朝美 フリーエディター、フリーライター。WEBおよび出版を中心に、企画、編集、取材、執筆を行う。エンタテインメント、女性、仕事など、幅広いテーマで活動。

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