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特集(1)ソンジェに黄色い声援、アドリブも堂に入り

2013年12月24日

写真:「太陽を抱く月」公演より「太陽を抱く月」日本公演より=EUNHASU ENTERTAINMENT

 冒頭から、チマチョゴリをはじめとした華やかな民族衣装に身を包んだ役者たちが、ありし日の朝鮮王朝時代へと誘う。「太陽を抱く月」はテーマ、衣装・美術、抒情見豊かな音楽に至るまで、韓国色を前面に押し出したオリジナル・ミュージカルだ。政争や身分の差の軋轢を背景に運命的な恋を描く時代劇は韓流ドラマの人気ジャンルのひとつ。「太陽を抱く月」もその系譜にあたり、主人公たちだけでなく、その周囲で懊悩(おうのう)する人や暗躍する人にも焦点を当て、観客を物語へと引き込んでいく。また、この作品のために書き下ろされたエモーショナルでメロディアスな楽曲が物語をより一層盛り立てる。

 主人公フォンを演じるのはアイドルグループ「超新星」のソンジェ。すらっとした長身と甘いマスクで舞台に登場するや目を引く彼は、輝くような美貌を持つ皇太子フォンにふさわしいキャスティング。ヨヌとの恋に舞い上がる10代のフォンはコミカルさも交えつつ爽やかに、ヨヌとうりふたつの巫女ウォルを前に惑う20代のフォンは翳りの中にヨヌへの変わらぬ情熱を感じさせた。歌声は声量がもうひとつに感じたが、実力派が揃う韓国ミュージカル界だけに、聴き手のハードルが上がってしまっているゆえかもしれない。観客からは黄色い声援が飛び、その声に応えるようなアドリブも堂に入ったもの。韓国ミュージカルは歌のシーンにおいて、ときにコンサートのような観客参加型の盛り上がりが起こるのが楽しい。

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