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特集(3)日本の美しさを感じてほしい「ふるさと」

2013年12月26日

写真:加藤和樹撮影・小林勝彦

――アルバム「ふるさと」についてお聞かせください。

 「ふるさと」は唱歌、童謡中心のアルバムで、10年ほど前からソロコンサートで演奏してきた日本の曲を収録しました。震災もあったので「ふるさと」を聴いて日本の美しさをもう一度感じていただき、「HOPE」を聴いて希望に向かって先に進んでもらいたい、そんな願いをこめて2タイトルのアルバムを同時にリリースしました。

――数ある日本の唄の中で、なぜこの12曲を選曲されたんですか?

 実際に子供の頃に歌ってきた唱歌や童謡を、ピアノでちょっとコードを変えたりアレンジするだけで、すごく世界が広がっていくんです。その中でも一番ピアノにしっくりきて、「いい曲だな」って再発見できたものを選びました。

――唯一のオリジナル曲「かえり道」はどんな曲ですか?

 「かえり道」は、私の子供の頃の情景で、夕暮れ時、少し暗くてさみしい学校からの帰り道のイメージから生まれました。下校時の、子供ながらにせつなくなる、あの感じです。お豆腐屋さんのラッパが聞こえてきそうな、日本のいい時代ならではのせつなさを表現しています。日本の懐かしいメロディが生まれる時って、いつも子供の頃の情景が出てくるんです。原風景っていうんですかね。

――下校時にドボルザークの「新世界より」が流れるような感じですか?

 そうそう(笑)。そういえばプラハでドボルザークの「新世界より」を録音したんですが、実は私、あれは日本の曲だと思ってたんです。だってね、小学校で5時になると、チャイム代わりに鳴って「おうちにかえりましょう」みたいな感じで流れていたじゃないですか。もしかして日本人の中でも「新世界より」は日本の曲だと思っている方、多いんじゃないかな(笑)。

――「ふるさと」を聴かせていただきながら、ビル・エヴァンスの「アンダー・カレント」とイメージが重なりました。

 ありがとうございます。「アンダーカレント」は私もすごく好きなアルバムです。「ふるさと」は特にジャズっぽいアレンジではないと思うんですが、やっぱり好きなアーティストのスピリットが少しずつ音に出てくるのかもしれないですね。

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