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特集(5)ミュージカルとポップス、歌い方も全然違うな…と

2014年1月6日

写真:橘慶太撮影・伊藤華織

――「ラブ・ネバー・ダイ」はアンドリュー・ロイド=ウェバーの楽曲が大きな魅力だと思います。今までやってこられた音楽とはかなり違うクラシック調の楽曲ですが、お聴きになっていかがでしたか?

 音で空間を表現しているなということを凄く感じました。ひとつひとつのシーンを音だけで感じ取れるし、音楽を聴くだけで絵が見えてくるんですよね。僕らが普段やっている、とにかくかっこよくて耳に残って、どんどん気持ちが高鳴っていくという音楽とは全然違う作り方なんだなと思いました。

――それをご自身で歌うという観点で聴くといかがですか?

 相当難しいと思いますね。発声もまったく違うものですし、僕が演じるラウルの場合は、怒りの感情を混ぜながら歌わなければならない点も難しいです。

――ラウルの曲は、畳みかけるような歌い方のものが多いですよね。

 そうなんです。今まで怒りながら歌ったことがないので、どうしようかなと…。それとラウルの曲は声が高い自分にとってはキーが低いので、これから本格的にボーカルレッスンを受けたいと思っています。実はすでに一度レッスンを受けていて、普段の歌い方とのあまりの違いにちょっと怖気づきそうになったのですが、凄く面白かったです。こういう感覚なんだと思って。歌って、奥が深いなと思いました。ポップスとは全く違っていて、歌の中でも演じているというか。怒りの感情がのってくると、また全然違ったりするので。

――異分野からミュージカルに参加するからこそ表現できることはあると思いますか?

 最初はミュージカルと聞いて「ダンスを生かすチャンスだ!」と思っていたんですけど、映像を見たら「あれ? ラウルは踊っていないな…」って(笑)。今回は歌がメインなので、違った色を出すというよりも、この世界に馴染みたいなと思っています。馴染んで、自分が「ラブ・ネバー・ダイ」のスパイスになって盛り上げられればいいですね。それと、自分がミュージカルに出演することで、初めてミュージカルを観る方も増えると思うんです。そういう方々も巻き込んでいけたらいいなと思います。

――共演者の方々の印象を教えていただけますか?

 ファントム役の鹿賀さん、市村さんとはポスターの撮影の時に初めてお会いして、ご挨拶をさせていただきました。でも、話しかける勇気はまだありませんでした…。クリスティーヌ役の平原さんとは音楽番組で何度か共演をしていて、いつも凄く気さくにお話をしてくださるんです。この作品が決まってからはまだお会いしていないんですけど、平原さんがいらっしゃるのはかなり心強いです。平原さんを頼りにしています(笑)!

――Wキャストの田代万里生さんは意識されますか?

 Wキャストで演じるということも僕にとっては初めての経験で、どういう感覚なのかもわからないので、意識するというよりお力をお借りしたいですね。田代さんからはたくさんのことを学びたいと思っています。

――では最後にこの作品への意気込みを教えてください。

 とにかくゼロからのスタートなので、少しでもステップアップをして3月の公演に臨みたいと思います。今はw-inds.の全国ツアー中なので、それを終えたら頭をミュージカルに切り替えて、集中して臨みたいなと思っています。

〈インタビューを終えて〉
 音楽活動の映像などでは筋骨隆々で男っぽく、「ラブ・ネバー・ダイ」のポスタービジュアルでは眉間にシワを寄せギラギラとしたコワモテな雰囲気をみなぎらせていたので、さて、どんな方なのだろうと身構えて臨んだら、ご本人はとてもほんわかしたソフトな方。おっとりとした口調が安心感を与える好青年でした。

 ミュージカルについては初めてでわからないことばかりと何度も恐縮していましたが、衣装とカツラ、メイクだけで、ここまでガラリと雰囲気を変えてしまう橘さんの鋭く柔軟な感性は、ミュージカルでも大いに生かされるのではと思います。

 また、写真撮影時に、最近感銘を受けたミュージカルとして、「レ・ミゼラブル」を挙げ、「アンジョルラスがとてもかっこよかった」とおっしゃっていたことが印象的でした。橘さんの高めでよく通る声と、高身長で華やかなルックスは、アンジョルラスにもピッタリだなぁと思わず夢想してしまいました。歌、ダンス、ルックスと三拍子揃った橘さんが、ミュージカル界に新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。

【フォトギャラリーはこちら】

◆ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」
《東京公演》2014年3月12日(水)〜4月27日(日) 日生劇場
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://lnd-japan.com/

(関連リンク:w-inds.オフィシャルウェブサイト)
http://www.w-inds.tv/

(関連リンク:KEITAオフィシャルウェブサイト)
http://keita-official.tv/

《インタビュアープロフィール》岩橋朝美 フリーエディター、フリーライター。WEBおよび出版を中心に、企画、編集、取材、執筆を行う。エンタテインメント、女性、仕事など、幅広いテーマで活動。

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