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特集【公演評】交響劇「船に乗れ!」
クラシック器楽曲に歌詞…山崎と福井、さすがの力量

2014年1月9日

 山崎育三郎×福井晶一ダブル主演の「交響劇『船に乗れ!』」が2013年12月13〜21日まで東京・東急シアターオーブにて上演された。藤谷治の同名小説が原作。歌われる歌の多くがクラシックの器楽曲で、これに歌詞をのせて歌うという新しい試みの作品だ。山崎は高校生時代の津島サトルを、福井は45歳の津島サトルを演じた。(フリーランスライター・岩村美佳)

 45歳のサトルが高校時代を振り返り、物語が始まる。裕福な音楽一家に育ち、幼い頃からチェロを学び、哲学書を読みあさっていたサトルは、名門・東京芸大付属高校に落ち、祖父が理事長を務める新生学園大学附属高等部音楽科に進学する。そこは3流と言われる学校だったが、同級生や先生たちに出会い、同級生の南枝里子(小川真奈)との恋愛、ピアノ教師・北島礼子(田中麗奈)へのささやかな憧れ、倫理社会教師・金窪健史(加藤虎ノ介)との哲学の討論など、それなりに楽しい学園生活を送っていたが、やがて大きな挫折を経験することになる…。

 見終わった後の余韻をじっくり味わいたくなる作品だった。サトルが挫折を経て、その先に進むことが出来たときに見えた蒼い空に思いを馳せた。クラシックの器楽曲は楽器で演奏するために作られた楽曲のため、音域が幅広く、歌うには難しい。それを歌いこなした山崎と福井はさすがの力量だ。

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【写真】交響劇「船に乗れ!」より=撮影:加藤孝

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◆交響劇「船に乗れ!」
《東京公演》2013年12月13日(金)〜21日(土) 東急シアターオーブ
※公演は終了しています

《筆者プロフィール》岩村美佳 フリーランスのフォトグラファー、ライター。舞台関係、ファッションなどを中心に撮影してきた経験をいかし、ライターとしても活動している。「目に浮かぶ言葉」を伝えていきたい。

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