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特集【インタビュー】凱旋公演を開くタップダンサー、熊谷和徳
「何のために踊るのか?」NYで考えた

2014年1月10日


熊谷和徳インタビュー(短縮版)【00分56秒】=動画撮影・宮川舞子

 タップダンサー、熊谷和徳が、1年間のニューヨーク留学を終えて帰国、2014年1月17日から3日間、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで「熊谷和徳 凱旋公演2014『DANCE TO THE ONE A Tap Dancer's Journey』」を開く。朝日新聞デジタル・スターファイルでは、熊谷がNY滞在中の2013年夏に、現地でインタビューを実施。現地での生活の様子から、2014年の日本公演に向けての思いなどをたっぷりと聞いた。(インタビューと動画・写真撮影:宮川舞子、文:デジタル本部・橋本正人)

 熊谷は1977年に仙台市で生まれ、19歳で渡米。タップ界の神様、グレゴリー・ハインズに絶賛され、世界最大規模のタップの祭典、NYタップ・フェス(タップ・シティ)に10年連続出演。現在は、NYと日本を2大拠点として世界各地で活動しており、2006年には米ダンスマガジンが「世界で観るべきダンサー25人」の1人に選んでいるほか、2010年には東京オペラシティコンサートホールで東京フィルハーモニーとのコラボ公演を開くなど、革新的セッションを続けている。

 熊谷は活動が文化庁に認められ、2012年秋から国費留学生として自らの原点でもあるNYに滞在し、2013年3月にNYで行われたアメリカン・タップダンス・ファンデーション主催の「リズム・イン・モーション」では、彼自身の出身地でもある東北をのみこんだ大津波の映像とともにタップを踏んだ。

 1月17日から開く「凱旋公演」は、「DANCE TO THE ONE」(たったひとつのことのために)と名づけられている。公演のチラシで熊谷は語る。「なんのために踊るのか? なんのために生きるのか? 今回の日本公演では、自分が見てきたこと、感じたことを、この街で出会った素晴らしい仲間と共に、リズムや音や身体を通して、まっすぐに伝えたいとおもいます」。公演には、熊谷のほか、NYで活躍しているタップのミシェル・ドーランス、ビブラフォンのビル・ウェア、ベースのアレックス・ブレイクらが出演する。

 朝日新聞デジタル・スターファイルのインタビューで熊谷は「震災があったということも大きいんですが、自分の中で行き詰ったというか、次のステップに進む道がなかなか見えにくくなって、もう1回、自分がタップをはじめた環境で、新しい刺激を吸収して、次に何が自分にできるかをもう1回考える機会がほしかった」と話す。

 今後については「日本だけでもダメ、NYだけでもダメということ。NYの人たちにも自分のやっていることをきちんと伝え、ひとつの『架け橋』になるようなものを作りたい。2014年1月にはNYの人たちを日本に呼び、それをまたNYやNY以外でもやらなければいけないし、いずれは自分の出身地でもある東北でタップフェスティバルをやれたらいいなと思っています」と語った。

 ※有料会員向けページにはインタビューの全動画を掲載しています。

〈熊谷和徳さんのプロフィール〉
 1977年 仙台市生まれ。TAP DANCER,HOOFER。15歳でタップを始め、19歳で渡米。ニューヨーク大学(NYU)心理学科に通いながら、ブロードウェイのショー「NOISE/FUNK」の養成学校でプロフェッショナルなトレーニングを受ける。この時期、日本の飲料メーカーのCM出演でも有名になったTAP界の神様、グレゴリー・ハインズと出会い、絶賛され、TAP界への道が拓かれる。NYタイムズ等にもたびたび取り上げられ、VILLAGE VOICE紙では「日本のグレゴリーハインズ」とも評された。さらに2006年には、米ダンスマガジンにおいて「世界で観るべきダンサー25人」に選ばれた。これまでに、TAPのルーツであるアフリカセネガル、さらにはパリ、ドイツなど活動の幅を広げ、現在ではNYと日本を2大拠点として、日野皓正、山下洋輔coba、上原ひろみといった実力あるJAZZアーティストから、ハナレグミ、DJ KRUSH、Free TEMPO、ヒューマンビートボックスのAFRAといった新しいジャンルのアーティスト、さらには東京フィルハーモニーといったクラシックのジャンルまで取り込んだ革命的セッションを行い、いずれも大成功に導いている他、ソロ公演でも青山円形劇場やPARCO劇場、シアターコクーン、国際フォーラム即日SOLD OUTというTAPダンサーとしては異例の動員数を持つ。さらに東京と故郷の仙台に自身のスタジオ「KAZ TAP STUDIO」を設立。KAZ TAP COMPANYとして日本全国でのワークショップを行っている。タイガーウッズも出場したダンロップゴルフトーナメント前夜祭に日野晧正と共に参加したり、PARCOグランバザール、SONYサイバーショット、ASAHIスーパードライ(ラジオ)など国内のCM出演も多数。2012年、その輝かしい経歴からタップダンサーとしては初めての国費留学が認められ、ニューヨークへ。世界最大規模のTAPの祭典であるNYタップフェスに10年連続出演を遂げるなど、その独自の“リズムタップ”は、かつての大道芸の枠の中からタップダンスを昇華させ、唯一無比なアートとしてさらに進化を続けている。

【写真】熊谷和徳=撮影・宮川舞子

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◆熊谷和徳 凱旋公演2014「DANCE TO THE ONE A Tap Dancer's Journey」
《東京公演》2014年1月17日(金)〜19日(日) Bunkamuraオーチャードホール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.tbs.co.jp/event/dance_to_the_one/

(関連リンク:熊谷和徳公式サイト)
http://www.kazukumagai.net/main.html

(関連リンク:熊谷和徳ブログ「Hoofin' Is My Music Dance 4 Freedom」)
http://tapperkaz.exblog.jp/

《インタビュアープロフィール》宮川舞子 フリーランスフォトグラファーとして活動中。演劇・ミュージカル・ダンス・ライブコンサート・フェスティバルを主に撮影。

〈熊谷和徳さんの過去のスターファイル記事〉
【革命的躍動、タップの熊谷和徳が東京フィルとコラボ】
【東京フィルと共演するタップダンサー 熊谷和徳ロングインタビュー】
【「解放する」タップダンサー熊谷和徳、東京フィルと共演】

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