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特集(3)正統派二枚目の沙央、聖母のような愛希

2014年1月23日

写真:「風と共に去りぬ」より、左から愛希れいか、沙央くらま=撮影・岸隆子「風と共に去りぬ」より、左から愛希れいか、沙央くらま=撮影・岸隆子

 アシュレを演じる沙央さんはこのところ個性的な役が多かったので、正統派二枚目は新鮮かも。グレーと黄色の軍服もしっくりと溶けあって、少し頼りなさげな優しさにあふれています。後半のメラニーを想う切なさが特に印象に残りました。

 メラニーを演じる愛希さんは、「ミー&マイガール」でおきゃんな女の子を等身大で演じ、あまりのハマり具合に、大人の落ち着いた女性が想像できなかったのですが、なかなかどうして。静かな落ち着きと優しさ、そして、何事にも動じない強さをもった、聖母のような女性を見事に演じていました。アシュレがメラニーを心から愛していたことがますます納得できます。常に成長を感じさせてくれる愛希さんは、今回もしっかりと結果を出したのではないでしょうか。

――活気あふれるアトランタへやってきたスカーレットは、喪中で静かに過ごしていることに耐えられず、陸軍病院の義捐金バザーへと参加。軍需物資を運ぶことで暴利を得たレットから、金貨150ドルでダンスパートナーを申し込まれ、意気揚々と踊って周囲を驚かせた。レットはそんな彼女にますます惹かれるが、スカーレットはアシュレと再会したことで、再び恋心を燃え上がらせていた。だがアシュレはそんなスカーレットに体の弱い妻メラニーのことを頼み、再び戦地へと戻ってしまう。

 バザーへ行く時や、アシュレに再び愛を告白する時など、心にためらいが出る際には本音のスカーレットIIが登場。彼女のモヤモヤをズバズバ代弁し、ハッパをかけて背中を押します。スカーレットと全く同じ姿で登場する凪七さんも、「エリザベート」や「ミー&マイガール」などで女役は経験済み。小顔と輪っかのドレスのバランスがフランス人形のようで、こんなキュートな2人のスカーレットがともに男役だなんて、初めて観た人はちょっと信じられないかも!? スカーレットIIも本家に負けず劣らず勝気で、いや、本音なだけにもっと激しくて、2人で大口を開けて泣き叫ぶシーンには思わず圧倒されてしまいました。

 レットの情婦・ベルも、男役の光月るうさんです。町の婦人たちから蔑視されても毅然と耐え、気高さを失わない強さと美しさ。そして、唯一手を差し伸べてくれたメラニーを慕い、街を愛する優しさを情感たっぷりに演じていました。

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