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特集(4)脇を固める魅力的な人々、さすが芝居の月組

2014年1月23日

写真:「風と共に去りぬ」より、龍真咲(中央)=撮影・岸隆子「風と共に去りぬ」より、龍真咲(中央)=撮影・岸隆子

――やがて戦況が悪化、ついに北軍がアトランタを侵攻した。危険を悟ったスカーレットは身重のメラニーを連れ、街が燃え上がる中、レットを頼って馬車を走らせ、タラへと命からがらたどり着いた。すっかり焼け野原となった故郷の姿を前に、スカーレットは絶望の淵に叩き落とされながらも、マミー(汝鳥伶)と再会したことで、タラを守り抜くと心に誓い立ち上がった。

 やがて戦地から帰ったアシュレ達と畑仕事に明け暮れるが、荒廃からいまだ抜け出せないまま、タラへ多額の税金がかけられることになった。スカーレットはなんとしてもお金を工面しようと、妹の婚約者フランク(煌月爽矢)に目をつけるのだが…。

 この作品最大の見せ場、燃え上がるアトランタのシーンでは、戦火の中、轟レットのはらりと落ちた前髪がなんともセクシーで、緊迫感と迫力も最高潮です。

 そして、何もかも失ったタラの大地で、再起を誓うスカーレットの熱唱「明日になれば」の名シーンも健在で、オールドファンの期待にもしっかりと応えていました。

 宙組公演から加えられた場面がいくつかあります。まず、スカーレットが監獄にいるレットにお金をもらおうと、カーテンで仕立てたドレスで出かける有名なシーン。ゴージャスなドレスは深い緑の生地に裾飾りがついていて、「いかにも元カーテンです」な雰囲気が逆にお洒落で、思わず目が惹きつけられてしまいます。

 さらに、嘘をついて妹から奪ったフランクと2度目の結婚を果たしたスカーレットが、ある日、仕事帰りに森で襲われ、フランクたちが復讐に向かうエピソードも加わりました。反対に北軍に捕らわれそうになった危機を、レットやベルの機転で逃れるというハラハラする展開で、ここではメラニーの肝が据わった強さが圧倒的に光っていました。

 これらのシーンが加わったことで、複雑なストーリーの運びがさらにスムーズになっていたのも今回の大きな特長といえるでしょう。

 また、ミード博士には星条海斗さんがダンディーで優しい紳士を。お茶目なピティパットには、憧花ゆりのさんが弾けるように演じ、魅力的な登場人物がそれぞれにしっかりと脇を固めていて、「芝居の月組」と呼ばれる自信も感じました。

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