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特集【公演評】宝塚・月組「風と共に去りぬ」
轟バトラー、男の色気ここに極まれり

2014年1月23日

 月組公演、宝塚グランドロマン「風と共に去りぬ」が、1月11日、梅田芸術劇場メインホールで初日を迎えました。先ごろ、宝塚大劇場で宙組が19年ぶりに上演し、大好評を博した名作が、今度は大阪の中心地で早くも再演です。月組トップの龍真咲さんがスカーレットを、そして専科の轟悠さんが4度目のレット・バトラーを演じることでも大きな話題となりました。(フリーライター・さかせがわ猫丸)

 壮大かつドラマチックなストーリーと心に残る名曲の数々で、宝塚の財産ともいえる作品となった通称「風共」は、常にキャスティングからワクワクが始まります。渋さとダンディーの究極、レット・バトラーの轟さんは、声やルックス、佇まいからすべてが役そのもののよう。初めて演じてから20年の歳月を経ていぶし銀の魅力も加わり、冴えわたっていました。

 スカーレット・オハラもその強烈な個性から、男役トップスターが配役されることが少なくありませんでしたが、龍さんも同様に、今回堂々のヒロイン役をつとめます。力強さと勝気さに男役のテイストをにじませながら、それでいて少女のような可愛らしさも忘れない。元気とパワーみなぎるスカーレットで、キラキラオーラも100%でした。

 トップ娘役の愛希れいかさんは、静かな優しさが満ちるメラニーを演じます。今回はメラニーの芯の強さを物語るシーンもあり、柔らかで繊細な愛希さんの演技が、役の魅力をますます高めていました。

 その夫アシュレには沙央くらまさんが正統派二枚目となって挑戦。スカーレットIIにはこちらも男役の凪七瑠海さんが、スカーレットに負けない押し出しで、まさしく鏡のように演じています。

 宙組で上演された内容へさらにくわしいエピソードが加わったことで、よりストーリーが深まり、わかりやすくなりました。轟さん演じる匠のレット・バトラーと、龍さんのじゃじゃ馬スカーレットがぶつかりあうやり取りはこの作品一番の肝となり、風共の醍醐味を存分に味わわせてくれます。

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【写真】「風と共に去りぬ」より、レット・バトラー役の轟悠=撮影:岸隆子

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◆「風と共に去りぬ」
《梅田芸術劇場メインホール公演》2014年1月11日(土)〜27日(月)
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/372/index.shtml

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。

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