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特集(2)中村は温かみのある雰囲気で冷徹な権力者に

2014年1月29日

 一幕は、まるで芝居の合間にショーが挟まっているような感じで進んでいく。「待った!」の一言だけで一踊り。だが、そのパフォーマンスがいちいち楽しい。だが、思わず笑ってしまうユーモラスな場面があったかと思えば、一転して、人間の本性をえぐり取るかのようなキツい場面が来る。その落差で観る者を揺さぶりながら、物語の展開は次第にスピードを速めていく。二幕ではストーリーは一気に佳境に入り、迫力ある群衆芝居と殺陣が繰り広げられる。

 とにかくキャスティングの妙が光った。といっても、地球ゴージャスの作品は、まずキャストをオファーしてから岸谷が「あて書き」で脚本を書くのだそうだから、当たり前といえば当たり前なのだが。

 まずは大帝QUASARの中村雅俊。最初この配役を聞いたときには意外な感じがしたが、観て納得。その温かみのある雰囲気ゆえに、奥に隠された権力者としての素顔が明らかになったときは震撼させられた。真に冷徹な権力者というものはこういう感じなのかもしれないと考えさせられた。

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