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特集(3)風間演じる「最も普通の人」の成長が軸に

2014年1月29日

 デッシュ民の女の子グースと冷酷なスワン元帥という対照的な二役を演じる湖月わたる。グースは大柄で大らかでよく食べる女の子という役回り、小柄な兄ガンクツ(風間)とのコンビでも笑わせる。いっぽうのスワン元帥役では軍服姿が当然良く似合い、第二種軍国民の男たちを率いて踊ってみせる姿はタカラヅカ時代を彷彿とさせる。どちらも湖月の持ち味が上手く生かされる役どころだ。二役ならではのお約束として、早替わりの見せ場もある。ちなみにこの二人は「そっくりさん」という設定なのだが、英語でグースは「ガチョウ」でスワンは「白鳥」だ。この命名にも実は深い意味がある。

 風間俊介演じるガンクツは、登場人物の中では最も「普通の人」だが、普通の彼が成長していく姿がこの作品のひとつの軸となっている。本作品がシリーズ2回目の登場らしく安定の芝居巧者ぶり。ギゼル大佐役の山本裕典は湖月のスワン元帥と並んでもバランスのよい凛々しさで、ラストの死に様も壮絶だ。少年のような女の子コルリを演じる宮澤佐江はキュートで健気。イグレット役の佐藤江梨子はただの美女では終わらないしたたかさを見せた。

 目を引いたのは第三種平国民オミナエシ役を演じる藤林美沙。「第三種平国民」のメインキャストは彼女ひとりなのだが、明るいキャラクターとパンチのあるダンスで存在感があった。地球ゴージャス作品には4度目の出演とのことで、ダンスシーンの振付も担当している。

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