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特集(5)ブロードウェイで最長の「オペラ座の怪人」

2014年1月31日

写真:NYブロードウェイ観劇レポートマジェスティック劇場=撮影・岩橋朝美

 ミュージカルのラスト1本は「オペラ座の怪人」。ブロードウェイで最長ロングランを誇る作品だけに、やはり観ておきたいとマジェスティック劇場に向かった。クラシカルで時代を感じさせる内装は、まさに「オペラ座の怪人」にふさわしく、座席についているだけで気分が盛り上がる。私の座席の周辺では非英語圏の言語が飛び交っており、ブロードウェイにおける「オペラ座の怪人」はミュージカルファンのものだけでなく、NY観光をする人にとっての一大コンテンツなのだなと実感した。

 この日は、ファントム役が本役でなくアンダーキャストのGreg Millsが担当。目が大きく、頬がやや丸みを帯びた、どちらかというと可愛らしいビジュアルのMillsは私がイメージするファントムとはちょっと違ったけれど、歌唱力は抜群。また、クリスティーヌへの感情をストレートに表し、アグレッシブに彼女を求める演技ゆえに、終盤クリスティーヌのキスによって動揺し、初めて、愛する人の気持ちに想いを馳せることを知ったファントムの内なる葛藤との落差が印象的だった。ほっそりとした美しい手を生かした細かな仕草にもうっとり。

 クリスティーヌは本役のMary Michael Patterson。ややエキゾチックな美人で、高音の伸びが素晴らしい。ファントムとのデュエットでは、時おり、よろめくような表情が色っぽく、ファントムが恋に狂ってしまうのも納得の魅力だった。ラウルも本役のJeremy Hays。長身でがっしりしたHaysはカッコイイのだけれど、赤ら顔気味の頬やウェービー(というかクリクリ)なブロンドがやや素朴な印象で、こちらも私のラウルのイメージとはちょっと違っていた……。が、正統派クラシックの厚みのある歌声は迫力満点で、ファントム、ラウル、クリスティーヌの三重唱は聴きごたえたっぷり。歌の魅力を存分に味わうことができた。

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