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特集(1)ディスコの時代の雰囲気をまとった音楽で(山田)

2014年2月5日

写真:「シスター・アクト」制作発表より「シスター・アクト」制作発表より=撮影・伊藤華織

【登壇者挨拶】

山田和也(演出)

 1992年、もうそんな前になるのかとちょっとびっくりなんですけれども、「天使にラブ・ソングを…」というウーピー・ゴールドバーグさんが主演したとても素敵な映画で、音楽に溢れて笑いに溢れたいいコメディだったんです。映画と舞台版の「シスター・アクト」はちょっとだけ設定が違ったりするんですが、ほぼ一緒の流れでいきます。デロリスというしがない場末のナイトクラブで歌っている女の子が、ギャングが殺人をしている現場を目撃して命を狙われ、どこかに隠れて逃げなければいけない。どこに隠れるかというときにこんなところ(制作発表の場所である教会)に隠れてしまったために起こる騒動を描いたコメディです。

 「シスター・アクト」の舞台になっているのは1977年なんですが、この年に何があったかというと映画の「サタデー・ナイト・フィーバー」が公開されたんです。ということはその時代を席巻していた音楽はディスコミュージックだった。なので、映画「天使にラブ・ソングを…」を見て頂いてもわかるように、そこで聞こえる音楽はその時代のディスコサウンド、僕らの世代ならすごく懐かしい…僕は高校生ぐらいだったと思うのですが、ビーシーズやドナ・サマーなど、セリフの中でも主人公のデロリスが「ドナ・サマー大好き」と言ったりするんですが、今の若いキャストたちにはわからないかもしれませんけど。このミュージカルではその時代の音楽が使われているわけではないんですが、その時代の雰囲気をまとった音楽をアラン・メンケンが作曲をしてくれているんですね。アラン・メンケンは、「リトル・ショップ・ホラーズ」をはじめ、ディズニーのミュージカル「美女と野獣」「アラジン」「ポカホンタス」などを作っていて、その彼がウーピー・ゴールドバーグさんと作られたミュージカルです。

 とても素敵なストーリーで、一番の見どころはそのストーリーだと思うんですけれども、しがない日常を送っている人達が音楽の力を利用して、変わっていく様だったり、価値観が異なる対立する人たちが音楽を通じて心を触れ合わせていくとか、そういう素敵なストーリーのなかに、廃止されようとしている修道院にウーピー・ゴールドバーグさん演じるデロリスがギャングから身を隠すために不本意ながらやってくる。修道院の規律通りの生活をしなければいけないことで巻き起こってくるコメディがあります。そしてそこで自分が歌ってきたディスコミュージックを修道院の尼さんたちに教えていく…、そのことが波紋を呼んだり、あるいは笑いが起きたり、新しい人間関係が生まれたり、素敵なことが次々に起こっていくというミュージカル。どうぞご期待ください。

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