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特集 【公演評】タップダンサー、熊谷和徳「凱旋公演」
喜び、高揚、静寂、祈り…、足で綴る「旅」の起伏

2014年2月4日更新

 タップダンサー、熊谷和徳が、NYでの1年間の留学を終え、“凱旋公演”と銘打った『DANCE TO THE ONE ~A Tap Dancer’s Journey~』を上演した。(舞踊・演劇ライター・高橋彩子)

 熊谷のタップは、足とシューズと床だけで人間がどれだけのものを表現できるかを教えてくれる。役柄や状況設定といったフィクションを殊更に押し出さずとも、タップは、その響きでもって物語を綴ることができるのだ。今回、熊谷は「A Tap Dancer’s Journey」という副題の通り、自身の1年間の旅を表現した。

 冒頭、白いスーツ&ハット姿で登場した熊谷。彼の足が床に音を刻みつけると、「旅」が立ち現れた。旅とは、空間の移動であると同時に時間の推移でもある。その意味で、遠くから密やかに近づき、ある時はギャロップのように軽やかに、またある時は感情を爆発させ……と表情を変えるそのタップは、遠近感や時間感覚を作ることができるのだ。鮮やかな音を繰り出しながら、やがて、舞台中央に設えられた階段を上る熊谷。視覚的にも聴覚的にも“上昇”する中、旅は高らかに始まりを告げる。それは、喜び、高揚、静寂、祈り……と、旅の苦難と充足を想像するに余りある、起伏に富んだドラマだった。

 この旅は、「HOME」「ENLIGHTENMENT」「LISTENING TO THE DAWN」「MASH DEEZ IN THE CITY」「FOR THE MASTERS」「“REUNION”」「DEDICATION」「TO THE W.150 ST.」「DANCE TO THE ONE」「“LOVE” IS THE COLOR」「ENLIGHTENMENT Reprise」の11パートで構成。共演者は、ミシェル・ドーランス(タップ)、ビル・ウェア(ビブラフォン)、アレックス・ブレイク(ベース)、ケニー・ウォルセン(ドラム)、マサ・シミズ(ギター)、タカヤ・ナガセ(サウンド)と、NYで活躍するアーティストたち。いずれも、熊谷がタップ人生途上で出会った重要な仲間だという。

 それでは、熊谷たちが綴った旅の内容を、具体的にお伝えしよう。(有料部分へ続く)

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【熊谷和徳さんインタビューはこちら】

◆熊谷和徳 凱旋公演2014「DANCE TO THE ONE A Tap Dancer's Journey」
《東京公演》2014年1月17日(金)~19日(日) Bunkamuraオーチャードホール
※公演は終了しています

《筆者プロフィール》高橋彩子 演劇・舞踊ライター。現代劇、伝統芸能、バレエ・ダンス、ミュージカル、オペラなど、舞台芸術を中心に取材・執筆している。年間観劇数250本以上。

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