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特集(3)拳を振り上げろ! 中川晃教の絶唱

2014年2月6日

 中川晃教がアンサンブルと拳を振り上げて歌う「まるちり〜握った拳に神は宿る」は、海外ミュージカルのナンバーばかりの中で、異彩を放っていた。中川は2004年から05年に帝国劇場と梅田コマ劇場で上演された劇団☆新感線のロックミュージカル「SHIROH」に主演、この歌を歌っている。

 初めは軽やかに舞台を駆けめぐり、次第に熱を帯びて歌う中川。「拳を振り上げろ!」「その足を踏み鳴らせ」と中川がビートを刻むと、観客が応戦。共に力強く拳を振り上げていた。中川は体の底から力をみなぎらせて絶唱。「SHIROH」を観劇していない筆者でも、渾身の力が込められた中川の拳にシローの役のたましいが感じられて、鼓舞された。

 また中川が「ジキル&ハイド」の「時が来た」を歌ったのは新鮮だった。「ジキル&ハイド」といえば2012年、石丸幹二が演じたジキル博士とハイド氏のイメージが記憶に新しい。石丸は高らかに朗々と歌っていた印象だが、役を演じていない中川の歌のアプローチが興味深かった。時が来たことを実感するまでのプロセスがあり、その喜びをじんわりとかみしめるように歌う。それは中川色のまったく別の表現に見えた。

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