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特集 【公演評】「クリエ・ミュージカル・コレクション」
豪華スターによる上質なコンサート

2014年2月6日更新

 ミュージカルの名曲で織りなすコンサート「クリエ・ミュージカル・コレクション」が東京のシアタークリエを皮切りに、大阪、名古屋、福岡で上演された。今回の出演者は石井一孝、上原理生、岡田浩暉、今拓哉、涼風真世、瀬奈じゅん、田代万里生、知念里奈、中川晃教、山口祐一郎。日本のミュージカル界の第一線で活躍するスターが集った。(フリーライター・桝郷春美)

 「クリエ・ミュージカル・コレクション」は東宝が運営するシアタークリエによる「M.クンツェ&S.リーヴァイの世界」「ONE‐HEART MUSICAL FESTIVAL」に続くコンサートで、東宝演劇部所属の山田和也が演出を担当。キャストに歌って欲しい楽曲を事前に公式ホームページで募り、ファンの声を採り入れて選曲したという。「みんなのコレクション」という位置付けで、「ダンス オブ ヴァンパイア」「エニシング・ゴーズ」「エリザベート」「三銃士」をはじめ、「SHIROH」「RENT」など東宝で上演された19の作品の中から、公演ごとに曲目を変えて披露。選りすぐりの楽曲をキャストが歌い継ぐシンプルな構成だ。

 コンサートでは、舞台セットにはないものが立ち上がってくるような、役が立体的に浮かんでくるような、そんな想像力が喚起された。それは歌い手の役者としての表現力に引き込まれたからだと思う。「ダンス オブ ヴァンパイア」では山口のどっしりとした佇まいから、まるで背後に城があるかのような建物の「気配」が感じられた。「エニシング・ゴーズ」では瀬奈とダンサーたちが軽やかにステップを踏むシーンに、さわやかな風が肌にふわっとあたるような心地よさが感じられた。

 目の前の歌い手としての存在、もうひとつの役の像、この2つの要素が舞台上で交錯し、ミュージカル作品を観るのとはまた違うベクトルで堪能できたコンサート。観終わった後にまず感じたのは、上質な作品を観たという満足感。いいものに触れることが、ものを見る目を養うのにいいとよく言われるが、本作はそんな作品の一つだと思う。

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◆「クリエ・ミュージカル・コレクション」
《東京公演》2014年1月4日(土)~23日(木) シアタークリエ
《大阪公演》2014年1月25日(土)~26日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
《名古屋公演》2014年1月27日(月)~28日(火) 愛知県芸術劇場大ホール
《福岡公演》2014年1月30日(木) アルモニーサンク 北九州ソレイユホール
⇒オフィシャルHP http://www.tohostage.com/cmc/
※公演は終了しています

《筆者プロフィール》桝郷春美(ますごう・はるみ) 福井県小浜市出身。人生の大半を米国ですごした曾祖父の日記を読んだことがきっかけでライターを志す。アサヒ・コム編集部のスタッフとして舞台ページを担当し、2012年1月よりフリーランスのライターとして活動。朝日新聞デジタルでの取材・執筆のほか、人物ルポを中心に取り組む。

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