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特集(2)どうやって女性に共感や憧れを持って見てもらえるか

2014年2月14日

写真:瀬奈じゅん撮影・伊藤華織

――先日は「クリエ・ミュージカル・コレクション」にご出演されていましたが、「キッチュ」を聞けるとは思わなくてびっくりしました。

 私も驚きました(笑)

――久しぶりに格好いい瀬奈さんを拝見できて嬉しかったです。

 ありがとうございます。

――ご自身ではいかがでしたか?

 言っていいのかな…やっぱり、強くなろうと思いました。

――え!?

 久しぶりに客席降りをしてみて強く感じたんですけれど、やっぱり宝塚の時は、宝塚が大好きで男役が大好きなお客様がほとんどだったじゃないですか。でも、今私が出演している舞台のお客様は男性キャストのファンの方が多いんですよね。だから、本物の男性に対して憧れを持って見ている女性の方々を前にやるというのは厳しいですね…。だからそのプレッシャーに負けないように頑張っていました。そういう女性のお客様がたくさんいらっしゃる劇場の中で、どうやって女性として共感や憧れを持って見て頂けるかが課題だなと思いました。

――それは、女性らしい姿で舞台に立っているときは感じないことなんですか?

 それでも感じます。今、日本のミュージカル界って、女性が主導権を握って進んで行くような、女性が主役の作品がすごく少ないんですけれど、でも私はそういう作品を多くやらせて頂いているんですよね。そうすると、男性キャストが主体の作品が多いミュージカル界において、私達がお客様に興味を持って頂くためには、そこじゃないもので勝負していかないといけないんですよね。そういう意味ではミュージカル界が女性には厳しい世界になって来たなと思っているんです。

 でも、そこでひとつ盛り上げられるような、女性たちのパワーをお届け出来るように「シスター・アクト」も頑張りたいと思うんですよね。すごくパワフルなキャストが揃っていますから!だから「女性の皆さん、頑張りましょう」っていう気持ちもありますね。もちろん女性が女性らしくいられるのは男性あってのことで、男性が男性らしくいられるのは女性あってですから、対抗しようと思っているわけではないんです。でも、そういう女性主演の作品が上演しにくい状況でも、主演として立たせて頂けるというのは、今の私の使命なのかなと思うから、全力で頑張りたいと思います。

――「クリエ・ミュージカル・コレクション」は主役級のキャストが勢揃いでしたから、舞台上も、客席もエネルギーが溢れていて、すごく密な空気だなと思いました。それぞれのキャストのファンの方が集うというのは、瀬奈さん主演の作品とはきっと客層が違うと思います。そういうことでより感じるのでしょうか?

 そうなんです。でもその枠を取っ払って「見たい」と思ってもらえるにはどうしたらいいかなとすごく思うんです。それは皆さんも考えていることだと思うんですけれど。「クリエ・ミュージカル・コレクション」のような作品に出演させて頂ける機会がすごく有り難いなと思います。「この人が出演するなら見てみようかな」と思ってもらえるように、ひとつひとつの舞台を皆頑張っているんだと思うんです。そういう意味では皆さんが主役になってもいいような方々が揃っているから、その分客席のパワーが凄いと思いました。すごく勉強になるし、いつもこの中に入っていていいのかしらと思うんですけれど、そういう自分にも負けずに頑張ろうと思いました。

――新しい体験なんですね。

 そう、いい経験をさせて頂きました。

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