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特集(2)舞台上でけがをしたことは誇り

2014年2月17日

写真:風花舞井手さゆり撮影

 トップになる2年前、ロンドン公演の舞台稽古でけがをしました。滑るから、と現地スタッフが床を炭酸飲料水で拭いたら、乾いてベタついた床にバレエシューズがひっついてしまって。左のひざの靱帯(じんたい)を痛めて倒れました。

 即、救急車で病院へ。「休演しなさい」と言われたけど、大泣きして抵抗した。手術したら半年は舞台へ戻れない。振り付けが簡単になるのも嫌。その後も足はずっと痛みましたが、誰にも言わず、退団までこらえてきました。

 「けがをしなかったら……」。そう思うことはあるけれど、これもダンサーの宿命。仕方がありません。むしろ舞台上でけがをしたことは誇りです。あのころほど、充実した幸せなときはありませんでしたから。(谷辺晃子)

 ◇宝塚歌劇は今年、100周年を迎えた。OGが、忘れられない、あの場面を語る。原則金曜(朝日新聞大阪本社発行の夕刊紙面)に掲載しています。

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