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特集 【公演評】宝塚・花組「ラスト・タイクーン」
蘭寿とむサヨナラ公演、限界までキザリます

2014年2月19日更新

 宝塚花組公演「ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛―」が、2月7日、宝塚大劇場で初日を迎えました。アメリカ文学を代表する作家、フィッツジェラルドの遺作となった未完の小説をミュージカル化した作品で、この公演を最後にトップスター蘭寿とむさんが退団します。華やかに、とことん「キザ」に、蘭寿さんらしさいっぱいのキャラクターで、有終の美を飾りました。(フリーライター・さかせがわ猫丸)

 蘭寿さんは1996年に花組で初舞台を踏み、2006年に宙組へ組替え。約5年を経て、花組に戻り2011年6月、トップスターに就任しました。都会的でキザな芸風とシャープなダンスは、やはり花組のカラーが一番似合っていたのではないでしょうか。

 そんな魅力を最大限に発揮するべく選ばれた最後の主人公は、天才映画プロデューサーです。1930年代、映画がサイレントからトーキーへと移行していく時代に、ハリウッド映画界で「タイクーン」と呼ばれた男、モンロー・スター。妥協を許さず、理想の映画作りに情熱を注いだ彼の栄光と挫折、2人の女性との愛を、鮮やかに描き出しました。

 トップ娘役の蘭乃はなさんが演じるのは、モンローが愛したミナ。そしてミナが亡くなった後、瓜二つのキャサリンとなって、再びモンローに愛されます。

 蘭寿さんの後任に決まっている明日海りおさんは、モンローを見い出した大物プロデューサー、ブレーディ。ダンディーな髭のオジサマで、いつもとは違った雰囲気に挑戦しています。

 望海風斗さんはモンローに反旗を翻すリーダーでキャサリンの恋人ブロンソンを。女性を悩ませるタイプの難しい役を、存在感たっぷりに熱演です。

 大衆に愛される映画のため、大勢のスタッフとともに夢に向かって走り続けるモンロー・スターの姿は時に蘭寿さんに重なりました。スーツをビシッと着こなし、映画の腕だけでなく、カッコよさも半端じゃない。サヨナラ公演にふさわしい蘭寿さんの男役集大成、とことん限界までキザリます!

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◆「ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛―」
《宝塚大劇場公演》2014年2月7日(金)~3月17日(月)
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/363/index.shtml

《東京宝塚劇場公演》2014年4月10日(木)~5月11日(日)
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/364/index.shtml

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。

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