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特集【公演評】宝塚・宙組「翼ある人びと」
朝夏、緒月、伶美、三者三様の個性がピタリ

2014年2月20日

 宝塚宙組公演「翼ある人びと ―ブラームスとクララ・シューマン―」が、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演されました(東京公演は2月26日〜3月3日まで)。若き日のブラームスとシューマン、その妻クララ。音楽で結ばれた3人の出会いと別れを、朝夏まなとさんを中心とした宙組29名でドラマチックに描きます。(フリーライター・さかせがわ猫丸)

 偉大なるベートヴェンに憧れ続け、後を継ぐように交響曲を世に送り出し、後世に名を残したヨハネス・ブラームス。貧しかった彼が音楽家として成長していく過程の揺れ動く青年期を、宙組のプリンス朝夏さんが演じます。持ち味の優しい雰囲気が、秋の憂愁にも例えられるブラームスの音楽とクラシカルな世界にしっくりと溶け込んで、作品全体に心地よい空気が流れます。ほかにもシューマン、リスト、ワーグナーなど著名な音楽家が登場。彼らの手がけた楽曲にも彩られ、格調高い作品となりました。

 ブラームスの才能を見出したロベルト・シューマン役の緒月遠麻さんが、重厚かつおおらかな演技で作品に深みを加え、その妻クララを演じる伶美うららさんの美しさも、この作品の魅力の大きな要因となっていました。三者三様の個性がピタリとはまり、物語の説得力を高めています。

 そして、作・演出を担当するのは、昨年、月組バウホール公演「月雲の皇子」で鮮烈なデビューを飾った上田久美子さん。2作目に寄せる期待の高さも相当であったと思われますが、こちらも裏切ることはありませんでした。

【写真】「翼ある人びと」より、ヨハネス・ブラームス役の朝夏まなと=撮影・安田新之助

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◆「翼ある人びと ―ブラームスとクララ・シューマン―」
《大阪公演》2014年2月8日(土)〜16日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
※この公演は終了しています
《東京公演》2014年2月26日(水)〜3月3日(月) 日本青年館大ホール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/377/index.shtml

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。

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