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特集(2)大学1年の時、授業で「木星」を聴いて涙が出て

2014年2月21日

写真:平原綾香撮影・岩村美佳

――その頃から、絶対にクラシックをやろうと方向性を決めていたのですか?

 いえ、当初予定されていたデビュー曲は「Jupiter」ではなくて、1stアルバムに収録されている「あなたの腕のなかで」という曲だったんです。けれども、私は当時ラブソングを歌うのが恥ずかしくて、苦手で。愛といっても、お母さんの愛や、家族の愛が身近にあったので、何か違う作品がないかと探していて。その時がちょうど大学1年生で、ジャズ科に在籍していたんですね。そこで、クラシックを聴く授業をとっていて、ある授業で先生がホルストをかけてくれたんです。「これが、ホルストが作曲した『惑星』の中の『木星』という作品です」と言ってかけてくれた時に、ものすごく涙が出てきて。あ、こんないい曲があるんだと。なんとか、この曲をデビュー曲で歌わせてくれないかと、スタッフにすぐ電話して。そこで、やってみようということになりました。

――「Jupiter」の歌詞の一部は自ら作詞されているんですよね?

 最初は自分で歌詞を書くつもりだったので、何回も書き直しをしたのですが、なかなか思いがまとまらなくて、自分の思いを吉元由美さんに託しました。

――インスピレーションを与えられた楽曲でデビューをするということは、なかなかないように思うのですが。

 そうですね。その当時のスタッフに感謝です。もっと決め込んで作っていくチームもあるかもしれませんが、私は好きなことをさせてもらえたので。こんな、海のものとも山のものとも分からない新人の意見を聞いてくれて。

――その「Jupiter」は、今では誰もが知っている、平原さんの代表曲になりました。楽曲の素晴らしさはもちろんですが、やはり平原さんの独特の歌声が魅力だと思うのですが、歌は独学だそうですね。

 はい。独学ですね。学校の授業で、声楽の副科をとっていたこともあったのですが、サックスで精いっぱいだったのでなかなか……。本来はデビュー前にレッスンを受けたりもするものなんでしょうけど、私はそうしたことをせずに、サックスの奏法で歌ってきました。

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