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特集 【公演評】宝塚・雪組「心中・恋の大和路」
華やかさと切なさと、壮と愛加プレラストステージ

2014年3月26日更新

 宝塚雪組公演「心中・恋の大和路」が、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演されました(東京公演は4月15日~21日まで)。宝塚の数ある日本物の中でもひときわ人気が高い作品で、16年ぶりとなる待望の再演です。すでに退団を表明している壮一帆さんと愛加あゆさんの雪組トップコンビが挑む、プレラストステージ。名作にふさわしい華やかさと切なさにあふれた舞台となりました。(フリーライター・さかせがわ猫丸)

 昭和54年の初演以来4度、さらにOG公演でも上演され、長く愛されてきた通称「大和路」は、近松門左衛門作「冥途の飛脚」をもとに、宝塚ならではの現代風音楽と演出でアレンジした作品です。 飛脚問屋亀屋の若旦那・忠兵衛が遊女・梅川と恋に落ちるも、結ばれない運命をさとった2人が手に手を取って逃げるという、まさに江戸時代ゆえの悲劇に満ちたストーリー。有名なクライマックスシーンは、TCAなどのイベント公演でもよく取り上げられてきました。

 従来の宝塚における主人公とは違った、ちょっと情けないキャラクターの忠兵衛は難しい役どころとなりますが、壮さんは確かな実力に自身の魅力をうまく溶け込ませながら、さすがの堂々たる演技です。梅川を演じる相手役の愛加さんとともに、過去の上演作にも負けないほどに、観客の記憶へと深く刻み込む感動の舞台を見せてくれました。

 忠兵衛の親友・丹波屋八右衛門役の未涼亜希さんが、大和路に欠かせない主題歌「この世にただひとつ」を期待通り熱唱するのも、この作品の大きな見どころです。また、雪組のホープ月城かなとさんも、亀屋の手代・与平を初々しさいっぱいに演じていました。

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◆「心中・恋の大和路」
《大阪公演》2014年3月14日(金)~24日(金) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
※この公演は終了しています
《東京公演》2014年4月15日(火)~4月21日(月) 日本青年館大ホール
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/375/index.shtml

《筆者プロフィール》さかせがわ猫丸 大阪府出身、兵庫県在住。全国紙の広告局に勤めた後、出産を機に退社。フリーランスとなり、ラジオ番組台本や、芸能・教育関係の新聞広告記事を担当。2009年4月からアサヒ・コム(朝日新聞デジタル)に「猫丸」名で宝塚歌劇の記事を執筆。ペンネームは、猫をこよなく愛することから。