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特集 (4)浮遊感あふれるニキヤの幻影たち

2014年4月3日更新

 第2幕第1場。寺院の中で、後悔に苛まれるソロルは、友人に勧められるまま、阿片を吸い始める。すると、彼の視界にニキヤが姿を見せ、もう一人の自分が彼女を追いかけて行く。こうして、場面は第2場「影の王国」へ。ソロルの夢に、群舞によるたくさんのニキヤの幻影が現れる。彼女達の中に入っていくソロル。ニキヤたちの衣裳と踊りは、浮遊感あふれる優美さ。この場面があることで、ソロルは、観ているこちらの心とともに、清浄化されていく。熊川の、申し分ない高さやスピードを有しつつ、何より音楽そのものとの一体化において卓越した踊りは、これを裏づけるようだった。

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