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特集 【トピックス】「THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー」制作発表
民族紛争…歴史のうねりを骨太に描く

2014年4月16日更新
写真:「THE BIG FELLAH」制作発表より=写真提供:世田谷パブリックシアター・撮影:小林由恵 「THE BIG FELLAH」制作発表より=写真提供:世田谷パブリックシアター・撮影:小林由恵

 1972年~2001年のNYを舞台に、IRA(アイルランド共和軍)の一員として本国アイルランドのために活動する人々の濃密なドラマを描くストレート・プレイ「THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー」。5月の上演に先駆けて都内にて制作発表会見が行われ、演出の森新太郎、翻訳の小田島恒志、主演の内野聖陽をはじめ、浦井健治、明星真由美、町田マリー、黒田大輔、小林勝也、成河が顔を揃えた。(フリーライター・岩橋朝美)

 「THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー」は、久々に登場した“Work Play(労働の演劇)”の書き手として脚光を浴びるイギリスの人気作家リチャード・ビーンによる戯曲。民族紛争というシリアスなテーマを扱いながらも、台詞は躍動感にあふれ、時にユーモアを交えたスリリングなストーリー展開が見どころだ。本作で、絶対的なカリスマ性を持つIRAのNY支部リーダーを演じる内野は「みなさんが、この役にピッタリだと言ってくださって、台本を読んでみると凄い男。自分では太刀打ちできないなと思うくらい」と役の大きさに気を引き締めた。

 演出を務める森は、2013年の「汚れた手」「エドワード二世」演出で第21回読売演劇大賞 大賞・最優秀演出家賞を受賞、今年度の芸術選奨文部科学大臣新人賞に輝いた、今もっとも注目される若手演出家。2012年に同劇場で上演された「ハーベスト」に続き、再びリチャード・ビーン作品に挑む。

 キャスト、演出ともに実力派が顔を揃えた一筋縄ではいかない骨太な人間ドラマに注目だ。

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◆「THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー」
《東京公演》2014年5月20日(火)~6月8日(日) 世田谷パブリックシアター
《兵庫公演》2014年6月12日(木)~15日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
《新潟公演》2014年6月21日(土)~22日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
《豊橋公演》2014年6月28日(土)~29日(日) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
《大津公演》2014年7月5日(土) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 中ホール

⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2014/05/the_big_fellah.html

《筆者プロフィール》岩橋朝美 フリーエディター、フリーライター。WEBおよび出版を中心に、企画、編集、取材、執筆を行う。エンタテインメント、女性、仕事など、幅広いテーマで活動。