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特集 【トピックス】麻実・若村・堀部「昔の日々」製作発表
ノーベル賞作家の戯曲、刻々と関係性が変化する三人芝居

2014年5月9日更新
写真:「昔の日々」製作発表会見より=撮影・岩村美佳 「昔の日々」製作発表会見より=撮影・岩村美佳

 麻実れい、若村麻由美、堀部圭亮の三人芝居で送るデヴィッド・ルヴォー演出『昔の日々』。2005年にノーベル文学賞を受賞した劇作家ハロルド・ピンターが、1970年に発表した戯曲だ。6月の公演を前に、製作発表が行われた。(演劇・舞踊ライター・高橋彩子)

 公演が行われる初夏を連想させるような、麗らかな陽気の中、麻実、若村、堀部、ルヴォーは軽やかな装いで姿を現した。

 『昔の日々』の作者ピンター本人から厚い信頼を得て、これまで何作もその戯曲を演出してきたルヴォー。この『昔の日々』も、ピンターの生前から本作を演出してほしいと言われながら、今までかなわずにいたという。今回、晴れて日本で実現することを、ルヴォーは「エキサイティングでスリリングな挑戦。ロックンロールな体験になるのではないか」と語る。この“ロック”に挑むのが、過去にルヴォー演出『危険な関係』『サド侯爵夫人』『LONG AFTER LOVE』に主演し、日本におけるルヴォー作品を代表する女優の一人である麻実と、『テレーズ・ラカン』『令嬢ジュリー』の2作のルヴォー演出作に主演して輝きを放った若村、そして今回がルヴォー演出初挑戦となる堀部だ。

 夫ディーリー(堀部)と妻ケイト(若村)のもとを、ケイトの旧友アナ(麻実)が訪れることから始まる『昔の日々』。一見シンプルな劇の中で、三人の記憶・言葉・関係性は刻々と変化していき、やがて観客は、思いがけないドラマを目の当たりにしていることに気づくーー。

 麻実、若村、堀部、ルヴォーが語る本作への意気込みを、次ページ以降でご紹介しよう。

〈チラシのあらすじより〉 ディーリーとケイト夫婦は、静かな海辺の片田舎に暮らしている。そこへケイトの旧友アナが訪ねてくることになった。20年ぶりに会うアナのことをケイトは「唯一の友達」だと夫に説明するが、久々の再会にもかかわらず心躍らせる様子もなく、過去のことは思い出せないとも言う。(中略)たわいもない想い出話から、やがて思いがけない過去の情景が浮かび上がってくる。出会ったはずのないディーリーとアナには接点があったのか。あいまいな記憶の中をただようケイト。果たしてそこに「真実」の姿は見えるのだろうか――。

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◆「昔の日々」
《東京公演》2014年6月6日(金)~15日(日) 日生劇場
《大阪公演》2014年6月19日(木)~22日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
⇒内容については公式ホームページなどでご確認下さい。
http://www.umegei.com/schedule/375/index.html

《筆者プロフィール》高橋彩子 演劇・舞踊ライター。現代劇、伝統芸能、バレエ・ダンス、ミュージカル、オペラなど、舞台芸術を中心に取材・執筆している。年間観劇数250本以上。