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特集 【プレシャス宝塚】インタビュー
北翔海莉に感謝感激 “添い遂げ”同時退団 星組・妃海風

2016年10月11日更新
写真:サヨナラ公演へ向け意欲を見せる星組・妃海風=田崎高広撮影 サヨナラ公演へ向け意欲を見せる星組・妃海風=田崎高広撮影

 【日刊スポーツ・10月6日紙面(東京本社発行分)より】星組トップ娘役の妃海風(ひなみ・ふう)は幸せをかみしめて、トップ北翔海莉(ほくしょう・かいり)と“添い遂げ”退団する。サヨナラ公演「桜華に舞え」「ロマンス!!」の芝居では、なぎなたを振り回して会津藩の娘を熱演。あこがれだった初アクションにも挑んでいる。東京宝塚劇場は10月21日~11月20日。

 胸元には北翔からもらった誕生日プレゼントのネックレスが揺れる。

 「みちこさん(北翔)と出会ってからの私、変わりすぎて! 舞台写真の表情も全然違う。『硬くならずに、自由にやればいい』っておっしゃってくださり」

 学年差11年の北翔と出会い、気負いも消えた。

 「それに、私が(けいこ中に勢い余って)足踏もうが、体を倒そうが、顔ひっぱたこうが、もう何しても『大丈夫』ですから」

 元気すぎる娘役を受け入れてくれた北翔に感謝しかない。一緒にディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に行った。

 「ディズニーランドは雪がすごい日で、だめだと思ってたら、みちこさんは『営業してるの? 逆に、すいてるからラッキー』って。USJも雨だったんですけど、すいていました」

 荒天ゆえの人出の少なさを「ラッキー」ととらえる北翔の逆転の発想に、妃海は感激。公私ともに尊敬しており、当初から「同時退団」しか頭になかった。

 その北翔との最後の芝居「桜華に舞え」では、会津藩の娘役。北翔演じる薩摩の桐野利秋に助けられる。「女スパイとスタントがやりたくって、最後にいい役がきました!」。なぎなたを手に戦う場面もある。

 「けいこ場の鏡を見て、なぎなたを持っている自分の腕がワンワンする(しなる)のを見て、自分が格好いいと(笑い)。それ見るのが楽しいから、すごく練習しました。もうちょっとここ(衣装の袖)あげとくかな? とか!」

 なぎなた動画も見て研究した。「日本なぎなた連盟の試合とか、本気のやつ」と笑う。「本物を知った上でウソをやる」と北翔の身上を妃海も受け継ぐ。けいこ前には会津へ行った。鶴ケ城、会津藩校・日新館などを見学。「ならぬことはならぬものです」で知られる「什(じゅう)の掟(おきて)」も学んできた。

 「戊辰戦争の跡をめぐり、歴女として目覚めました! 会津の人の命がかかっている生きざまは、自己啓発本を読むよりも、考えさせられました」

 厳しく自己を律する宝塚音楽学校の規律にも近い。“原点”を思い、頂点へ上り詰めた幸せも満喫する。

 「娘役さんって、幸せそうだなって思って見てきて実際、今、本当に幸せなことが多すぎて。見たままに幸せ感を、お客さまに体現して、伝えたい」

 7年半の劇団生活。もともと「人生で一番ときめいたのが宝塚」だったといい「このあと、何にときめくか、想像もつかない」。退団後に思いも及ばない。敬愛する北翔とともに、大好きな宝塚で完全燃焼の最中にいる。【村上久美子】

 ◆グランステージ「桜華に舞え」-SAMURAI The FINAL-(作・演出=斎藤吉正氏) 「人斬り半次郎」とも呼ばれ明治維新の立役者の1人となりながら、維新後は西郷隆盛とともに下野し西南戦争へと進む桐野利秋が主人公。妃海は会津の娘として、なぎなたを手に薩摩軍に応戦。戦闘で記憶を失い桐野との淡い恋に揺れながら医学の道を志す娘を演じる。

 ◆ロマンチック・レビュー「ロマンス!!(Romance)」(作・演出=岡田敬二氏) レビューの第一人者によるロマンチック・レビューの19作目。「愛の世界」を軸につづる。

 ☆妃海風(ひなみ・ふう)4月12日、大阪府生まれ。09年入団。星組配属。12年12月「めぐり会いは再び2nd」で新人公演初ヒロイン。13年3月、専科で理事の轟悠主演「南太平洋」ヒロイン。歌、芝居、ダンスに長じ、昨年5月に夢咲ねねの後任としてトップ娘役。同時就任したトップ北翔海莉の相手役を務めてきた。身長164センチ。愛称「ふーちゃん」「セブ」。

「プレシャス!宝塚」は、日刊スポーツに連載中です。

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