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 「理系だ」「文系だ」で物事がかたづいた(ように見えた)のは、はるか昔の話。いまや「文字」は、コンピューターやネットを抜きにしては語れない時代になっています。文字とどうつきあい、どう使いこなしていけばいいのか。常用漢字表やJIS漢字など、国語や文字をめぐる国の施策は、私たちの文字生活にどうかかわっているのか。デジタル時代の「文字」や「表記」のありかたとその行方に、新聞づくりの現場の話題も盛り込みながら迫ってみます。

漢和辞典に文字コードをみる Ⅵ

2012年04月16日
(約2700字)
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 「Unicodeを記載」とうたっている漢和辞典同士を比べてみると、同じ形の字でもUnicodeを掲げていたりいなかったりすることを見てきました。

 これまで挙げた例は、「Unicodeを示すか示さないか」という違いでしたが、「Unicodeをどの字体に示すか」が異なっている例もあります。

 

 東京都カツシカ区のカツ。「続・漢和辞典に文字コードをみる」(2012年2月20日)の回で、参照した五つの漢和辞典のすべてが、2004年のJIS改正後の例示字体「」にだけJIS区点を掲げ、改正前の例示字体「」には掲げていない――ということを紹介しましたが、実はUnicodeのほうは、辞典によって記載のしかたが2通りに分かれています。

 五つの辞典のうち「全訳漢辞海」と「旺文社漢字典」の二つは、ご覧のように、Unicodeを標準字体の「」でなく異体の「」のほうに示しています・・・・・続きを読む

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