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物置を整理していたら、長く使っていないお茶わんを包んでいた古い新聞を発見。捨てようと思ったけれど、ついつい見出しに目を奪われて読み込んでしまい……。現代とは違う言葉遣いや懐かしい内容にぷっと噴き出す。そんな経験、ありませんか?
このコーナーでは、今では考えられないような表現や面白い出来事、現代の表記基準とは異なるような記事を、朝日新聞社のデータベースに残る過去の紙面から発掘。現在の校閲基準と照らし合わせてみて、現代風に朱を入れつつ書き直してみることを試みながら、昔と今の違いを楽しく探るコーナーです。昔の紙面と今の紙面、みなさんのお好みはどちらでしょう?
郵船の入社試験
◇郵船会社では本月十九日から廿七日まで九日間に亙って明年四月入社せしむべき新入社員の口頭試験をやった、処で本年の応募者は帝大百二名、早稲田四十五名、商科大学三十七名、慶応七名その他二十九名合計二百二十名で採用人員は僅かに二十名だから学校の卒業試験よりも骨が折れる
◇試験の結果成績の優良なのは比較的早稲田でこれに亜いで商大、帝大と慶応は理論が多くて答弁に中心がはづれて突拍子の事を述べる、然し郵船では人格素行の点に於て殊に注意を払ふべく社長からの命令であったので試験委員もこの点に留意した
◇応募者は申し合せたやうに入社した以上は会社のために最も忠実なる社員として上席の命令に服従し与へられたる事務に対し責任を完うしますとまでは好いとして仮令退社されても社長以下重役の御恩は忘れませんといふに至っては委員も採点の取り様がないと頭を悩ましてをった・・・・・続きを読む
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