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ことばマガジン

ことばマガジン 昔の新聞点検隊

昔の新聞点検隊

 物置を整理していたら、長く使っていないお茶わんを包んでいた古い新聞を発見。捨てようと思ったけれど、ついつい見出しに目を奪われて読み込んでしまい……。現代とは違う言葉遣いや懐かしい内容にぷっと噴き出す。そんな経験、ありませんか?

 このコーナーでは、今では考えられないような表現や面白い出来事、現代の表記基準とは異なるような記事を、朝日新聞社のデータベースに残る過去の紙面から発掘。現在の校閲基準と照らし合わせてみて、現代風に朱を入れつつ書き直してみることを試みながら、昔と今の違いを楽しく探るコーナーです。昔の紙面と今の紙面、みなさんのお好みはどちらでしょう?

仕組まれたガセネタ 恐るべき権力闘争

2012年05月01日
(約4300字)
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【当時の記事】

読売新聞記者を逮捕 売春汚職 名誉棄損の疑い

東京高検は二十四日夜、読売新聞社社会部▲▲▲▲記者(三四)を名誉棄損の疑いで逮捕した。読売新聞は去る十八日付朝刊に、売春汚職容疑事件にからみ「●●●●●、■■■■両代議士の召喚必至」との記事をのせたが、これに対して●●●、■■両代議士は「事実無根」として同社小島編集局長、担当記者ならびに花井検事総長、野村東京地検検事正、担当検事を即日東京地検に告訴した。地検では検事正らも被告訴人となっているため東京高検に事件を移送、高検で取調べが進められていたが、その結果、筆者といわれる▲▲記者が「証拠をかくすおそれがある」として逮捕されたもの。

なお同社原編集総務は二十五日、同高検に岸本検事長を訪ね、「逮捕は不当だ」と抗議した。

東京高検岸本検事長の話 関係者の供述に重大な食違いがあったため逮捕せざるを得なかった。記事のニュース・ソース(取材源)を明らかにしなかったことも一つの理由だ。検察庁としては真実を明らかにしなければならない立場にあり、このためには「ニュース・ソースを語らない」という新聞記者の道義も尊重するわけにはいかない。

不当逮捕と思う

読売新聞景山社会部長の話 ▲▲記者の逮捕は正当な理由がない。不当逮捕だと思う。事件は、問題の記事が名誉棄損であるかどうかという極めて単純な性質のものだ。それなのに筆者を逮捕したことは、単に名誉棄損ではなく、他にネライがあってのことではないかと疑わざるを得ない。岸本検事長は逮捕理由について「ニュースの出所をかくしているからだ」といっているそうだが、新聞記者としてはニュース源をもらすことのできないのはもちろんで、出所をかくしたことと名誉棄損の成否とは、おのずから性質を異にする。・・・・・続きを読む

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