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《東京外大・日本語で読む中東メディア》「大アヤトラら投石刑への見解」ほか〜アラビア語、トルコ語、ペルシア語の現地紙から

2012年04月17日
(約29000字)
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◆「中東の論調」は、東京外国語大学中東イスラーム研究教育プロジェクト「日本語で読む中東メディア」で翻訳した記事の中から、ASAHI中東マガジンに転載しています。

「日本語で読む中東メディア」最新ニュース一覧 → http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/news_j.html

翻訳プロジェクトについて → http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/fs/

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◆【イラン・ペルシア語紙】マルジャエ・タグリードら、投石刑について見解

2012年04月11日付 Jam-e Jam紙

 「現在の状況下で、〔姦通罪を犯した既婚者に対する刑罰として〕投石刑に代わる判決を考えることはできるか」との〔メディア側からの〕ファトワーを求める質問に対し、〔シーア派の宗教最高権威である〕偉大なるマルジャエ・タグリードらが回答を行った。これより前、国会司法委員会のムーサー・ゴルバーニー委員は、〔現在国会で準備されている〕新イスラーム刑法では投石刑の規定が外され、同第223条にもとづき、この件〔=投石刑に代わってどのような刑罰を科すか〕についてはイスラーム法学者ならびに「法学者の監督者」〔※最高指導者のこと〕による有力な判断(ファトワー)が参照されることになるだろう、との見方を示していた。

 イラン学生通信(ISNA)はこの件について、〔マルジャエ・タグリードらに〕次のような質問を行った。すなわち、

 現在、投石刑の執行はイスラームとクルアーンの敵たちによって、聖法の法規定を弱体化させるための口実に使われている。現在の状況下での投石刑の執行について、ご自身のご見解を乞う。また、〔既婚者の姦通罪に対して投石刑を科すという〕このハッド刑〔※クルアーンやハディースに言及され、裁判官の裁量によって量刑を加減することのできない身体刑〕はクルアーンには表面上の根拠が存在しないことから、果たしてこの刑罰は永久不変のハッド刑の一部と理解されるのか、それとも時間や場所に応じて、その代替を置くことは可能ではないのか、その点についてのご意見如何。

 アーヤトッラー・ヌーリー=ハメダーニーはこの件について、「ご質問の件につき、以前にも回答したように、神の判断は変更不可能であるが、しかしその執行のあり方については、聖法の主宰者の見解次第である」と述べた。

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーも、「われわれが前にも言ったのように、現在の状況下では、〔投石刑の〕代わりを置くことができる」と説明した。

 アーヤトッラー・ジャアファル・ソブハーニーも、この件について次のように強調している。

 既婚者の男女による姦通の証明には、大抵の場合不可能な条件、つまり婚姻関係にない男女が同衾している様子が、4人の人物によって目撃されねばならない、という条件が課せられている。また、〔刑罰を〕軽減するための方法も存在する。例えば、もし罪人が投石刑が行われる穴から逃れた場合、それを追跡することはハラーム(禁止)である〔=わざと逃げやすい穴を掘って、罪人を逃がすことができる〕。また、聖法の主宰者がこうした方法での判決の執行は困難であると感じた場合、他の方法でハッド刑を執行することができる。

 これに対して、アーヤトッラー・アラヴィー=ゴルガーニーは次のような見方を示している。

 聖法の主宰者が、判決の執行がイスラームの弱体化とそれへの不敬を生じさせ、宗教の原理原則に対して害悪をもたらすと判断するならば、それを変更することができる。しかし投石刑の判決という原則は、たとえクルアーンに明確な形で言及されていなくとも、イスラーム法学において確立されており、この判決の原則〔そのもの〕を変えることはできない。

 アーヤトッラー・ムーサヴィー=アルダビーリーも、「投石刑の刑罰を変えることはできない。しかしもしその執行がイスラームとイスラーム教徒の公益に反するならば、全権のイスラーム法学者はそれを執行しないことも可能である」と説明した。

 最後にアーヤトッラー・ホセイニー=ザンジャーニーがこの件について、次のように語っている。

 もし民衆の通念が整っていないといった原因が元で、社会における判決の執行がイスラームの信仰ならびに原理の弱体化を惹起すると、全権のイスラーム法学者が判断するならば、そうした場合にあっては、イスラームの保全が重要となり、判決の執行は〔民衆の〕信仰が固まるまで、猶予される。

(翻訳者:ペルシア語記事翻訳班)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26076

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◆【アラビア語紙】サウジアラビア、トルコ二カ国首脳会議:シリア問題に焦点

2012年4月14日『アル=ハヤート』

 【ラウダト・ハリーム (リヤード東部):本紙】

 昨日(13日)、サウジアラビア国王アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズは首都リヤードの近郊のラウダト・ハリームにおいてトルコ首相ラシャップ・タイイップ・エルドアンと会談を行い、地域的、国際的情勢の進捗や、それに伴う両国の立場、両国の関係強化の方針について話し合った。本紙は、会談がシリア情勢に加えて、シリア難民や国際努力に関して焦点を合わせたことを伝えた。

 在リヤードのトルコ大使、アフメット・ムフタール・ギュンは、シリア問題は、サウジアラビア、トルコ二カ国首脳会議で取り上げられた全ての問題の中の筆頭事項であった、と述べた。また、トルコはサウジアラビアとの調整を主要重要事項とみなしていることを強調した。そして、サウジアラビアは「地域において、トルコの最も近しい友であり、パートナーである。」と表現し、トルコの新聞「ザマーン」の昨日の記事を引用した。この記事で、ギュン大使は、サウジアラビア国王との会談で、イランの核開発計画問題や、トルコとサウジアラビアの間の経済関係強化に触れた、と語っていた。

 トルコの専門家たちは、エルドアンのリヤード訪問について、「シリア大統領バッシャール・アル=アサド政権への圧力を増すためのトルコの努力のなかで、戦略的に重要なステップである。この努力は他の国連安保理のメンバーやアラブ連盟諸国との共同で行われるものである。」と評した。

 会談後、国王とトルコ首相は、ラウダト・ハリームの自然で独特の生活の様子を見学した。会談には、サウジアラビア側からは、外務大臣サウード・ファイサル王子、総合情報庁長官ムクラン・ビン・アブドゥルアズィーズ王子、教育省大臣ファイサル・ビン・アブドゥッラー王子、外務副大臣アブドゥルアズィジーズ・ビン・アブドゥッラー王子が出席した。また、国王は、エルドアン首相とその一行に敬意を表し、昼食会を催した。

 エルドアン首相は、昨日の木曜日にリヤードに着いており、サウード・ファイサル王子とともにヘリコプターでラウダト・ハリームに赴いた。

(翻訳者:山?やよい)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26066

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◆【アラビア語紙】シリア当局、アナンに対し書面による反体制勢力の暴力停止への保証を要求

2012年4月8日『クドゥス・アラビー』

【ダマスカス:DPA】

 シリア当局は日曜日[8日]、国連・アラブ連盟特使コフィー・アナンに対し、「武装テロ集団の全ての形の暴力停止、及び国家全土にある国家当局機関への武器の引渡し用意の承認に関して、書面での保証を求めたと発表した。また、カタール、サウジアラビア、トルコなどの政権によるテロ集団への資金提供や武器供与停止に関しても、同様の要求を出した。 

 日曜日、ドイツの通信社が入手したシリア外相の声明のコピーでは、「アナンはシリア大統領バッシャール・アル=アサドとの会談の中で、彼の任務はシリアの主権の尊重に始まり、どの勢力であれ、全ての形の暴力の停止に向けて働くつもりであることを強調した。そして、武装集団の武器は国土全域にある国家当局機関に引き渡し、シリアの複数の反対勢力との総合的な国民対話を始める、との点に到達した。この基本に立ち、シリアはアナンの任務とその6項目の提案を受け入れた。」と述べられている。

 また、声明は、「シリアはアナンの提案への善意を見せるためにさまざまなステップを踏んできた。そして、彼の助言により、この措置を今に至るまで継続している。また、武装テロ集団による暴力行為が、シリア当局のアナンの提案の受諾と時を同じくしてエスカレートしていることに対して、アナンに注意を促した。

 さらに、シリア外相の声明は、「最新の議長声明に基づいて出されたアナンの安保理での発表は、シリアが軍を複数の都市や周辺部からこの4月10日に撤退する予定のように解釈された。」と指摘した。続けて声明は、「この様な解釈は誤りである。特に、アナンはシリア政府に対して現在までのところ、武装テロ集団の全ての形での暴力停止や、国家全土にある国家当局機関への武器の引渡し用意の承認に関して、書面での保証を提出していない。また、カタール、サウジアラビア、トルコなどの政権によるテロ集団への資金提供や武器供与停止に関しても、同様である。」とした。 

 また、外相は声明の中で、「武装勢力が複数の都市やその周辺から撤退することを誓約した場合、シリアはアラブ監視団の滞在中に起こったようなことは繰り返さない。この事態は、武装テロ集団がそのメンバーの再編成と武装、複数の地域への勢力拡大をすることに利用された。そして彼らは殺戮、誘拐、市民の追放、公共及び私有財の破壊などのあらゆるテロ行為をこの間に行った。そして、この事態は、また、我々の軍が市民の呼びかけに応じて国土全てに国家権力を及ぼし、市民保護を確保し、シリアの都市に自然で安全な生活を復活させるために介入することを余儀なくした。」と強調し、「シリアはアナンとの継続的な協力に対しての用意があり、上述したように書面での保証を得ることを望みつつ、アナンの提案の実施に向けて行って来た措置を、彼の助言を入れ、継続するつもりである。そして、シリアの立場に対するいかなる誤りや誤った解釈も、アナンの任務の成功を妨げることになろう。」とした。

 アナンの提案は、国連の監視の下の、全ての勢力による暴力行為の停止、都市からの軍の撤退、被害を受けた地域への人道的支援の提供、この危機に関連する事件により逮捕された者の解放、平和的デモの許可を求めている。

(翻訳者:山?やよい)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26013

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◆【アラビア語紙】シリア:暗黒の土曜日の機動的虐殺

2012年4月8日『アル=ハヤート』

 【ダマスカス、ベイルート:本紙、AFP、AP】

 反政府勢力の情報筋の推計によると、昨日(7日)シリアの様々な地域での死者数が少なくとも150人を超えた。このことは、シリア体制側が暴力行使を停止するために想定された期日の3日前のことである。この期日は国際・アラブ特使コフィー・アナンの計画が承認されたことを受けたものである。またこの期間は、諸都市から軍の銃器の撤退を開始し、軍事行動の拡がりを抑える機会を設けるための暫定期間と想定されていた。

 国連のパン・ギムン事務総長は、ダマスカスで次の火曜日までに攻撃の停止を約束したにもかかわらず、シリアの体制が反体制勢力の避難所に新たに攻撃を加えたことを非難した。またパン・ギムン事務総長は、体制側のこれらの行動は、アナン特使の提案を支持する形で国連安全保障理事会が満場一致で採択した決議への「違反」を意味しているとみなした。

 加えてパン・ギムン事務総長は、バッシャール・アル=アサド大統領の4月10日を実行期限に軍事行動の停止をする約束は、「殺戮を継続するための言い訳とはならない」と述べた。

 シリアの体制支持者たちがアル=バアス党創設65周年を、ダマスカスのアッ=サブア・バフラート広場で祝う一方で、治安維持行動は激化した 。体制支持者たちはシリア大統領と体制を支持するスローガンを唱えた。これは、憲法改正後の新憲法により「アル=バアス党は国家と社会を指導する」ことを規定していた第8条が廃止されたにもかかわらず、体制の存続と支配政党の影響力の結びつきを指し示すための動きである。

(翻訳者:辰巳新)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=25999

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◆【アラビア語紙】アナンの提案をめぐる各国の策謀

2012 年4月10日『アル=ワタン』

【本紙】

 昨夕(9日)、外務・移民大臣であり、上級代表団長であるワリード・アル=ムアッリムが、ロシアのカウンターパート、セルゲイ・ラブロフとの会談のためにモスクワに到着した。到着時には記者会見が予定されている。一方、アナンは今日、トルコに向かうが、これは、オスマンの指導部に対し、シリア国内の武装集団への武器・資金供与を停止を説得を試みるためである。特に、トルコは「自由軍」と名乗る指導部を受け入れており、シリアの多くの武装集団との関連が証明されている。

 アナンはトルコ南部のシリア「避難民」のキャンプを訪問するとされるが、そこでトルコ当局は彼らと取引を試み、人道支援を搾り取ることを目的として、彼らのトルコ国土での存在から利益を得ている。そして、避難民をアナンの任務を失敗させる試みのために利用している。人道危機の話題や「安全回廊」の開設、また「人道」は国際特使の提案の中には盛り込まれておらず、ロシアと中国はすでにそれを拒否した。また多くのヨーロッパ諸国もそれが不可能であることについて話し合った。」

 出発の直前に、アル=ムアッリムに伴なう外務省公式報道官のジハード・マクディスィーは、「シリアはコフィー・アナンと合意した提案に専心している。」ことを強調した。そして、英国放送協会「BBC」に対して「日曜日に出された国連特使の任務に関する声明は、性格が明らかである」と述べ、「シリアはいまだにこの提案に専心しており、シリア軍は平穏な状態に戻った地域からの撤退の実施のための確固としたプランを持っている。」ことを指摘した。また、「アナンの提案に従った撤退の完了とその目的のため、反体制派と武装反対勢力を支援する国々はこの必要な保証を提出する必要がある。」ことを強調した。

 ロシアは、シリアに対する外側からのいかなる決定も、国内での政治的対話なしには成功しないことを強調した。ロシアの姿勢は、外務副大臣ゲンナジー・ガティロフにより示されたが、これは昨日の彼の声明に付け加えられたものである。この昨日の声明とは、ロシアはシリアでの国連監視団へのロシア代表の参加に関する可能性を除外していないというものである。一方、中国は昨日、シリア政府と反体制勢力に対して、この重要な機会を利用し、戦闘の停止と撤退の約束の実行を迫った。そして国際社会に対してシリアの危機への取り組みを忍耐強く行っていくことを求めた。また、この中国の要求は、トルコ首相レジェップ・タイイップ・エルドアンの中国への到着と時を同じくして出された。トルコの要人の中国への訪問は27年ぶりで、さまざまな問題について議論されるが、その中にシリア情勢も含まれる。

 一方、サウジアラビアは、事態をこのようにし、シリア国土にその策略の手を伸ばすために反対勢力を支援、武装化することでシリア国民に対する暴力行為をエスカレートさせた直接的役割に関する責任を無視した。サウジアラビアは昨日、文化・情報大臣アブドゥルアジーズ・ホジャを通じて、その非難を表明した。それは、シリア当局のアナン提案への「不専心」は「非妥協の程度」を表わし、国際社会に対して、その表現によれば、「効果的な解決を見つけること」を求めるものであった。

 併行して行われているアナンの提案を失敗させる努力において、フランスはシリアへの「新しい要求」は「受け入れがたい」とみなしたが、一方フランス政府はアナンの提案の失敗をさせるために、トルコの公正発展党との努力は継続している。また、外務副大臣のナジ・コルは提案を非難し、4月10日の期限の実行は「空文化した」とした。

 現地では、軍の部隊と体制保全要員はデール・バアルバ地区において、地区を通常の生活にもどすための武装集団を一掃する作戦を終了した。ここでは軍の部隊と体制保全要員は武装集団との戦闘を行ったが、武装集団はバリケードへの攻撃や、アル=ハーリディーヤ、アル=バイヤーダ、アル=カラビース地区に近い方角に銃撃を加えた。また、アレッポでは、9人の体制保全要員と二人の将校及び市民一人が待ち伏せ攻撃の犠牲となった。イドリブでは、当局特別機関に227人の指名手配者が投降し、また同時に、国境警備隊においては、タッル・カルフにおいてテロリストによるレバノンからの侵入の試みを挫いた。

(翻訳者:山?やよい)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26023

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◆【アラビア語紙】誰が現地で戦闘停止を監視するのか?

2012年4月11日『アル=ワタン』

【本紙】

 ダマスカスにおいて、メディアが、明日4月12日に、我々に対立すると思われる人物あるいは団体に質問する。シリアの全ての都市で成った停戦や、緊張の高まっていた全て地域が平穏に包まれたことや、国際特使コフィー・アナンの提案実行や、戦闘の停止、これら全てが成し遂げられていないと言うことを強調するために!

 もしシリアが提案を遵守しているのであれば、誰が他方勢力の遵守を保証するのか、これらの勢力は数え切れないほど存在すると言うのに。そして誰が、数ヶ月来続いているアラブ、非アラブの衛星放送局の嘘の中で、停戦を証明するのか。そして、ヨーロッパ連合やアメリカや、勿論アラブの大部分の大使たち不在の中で、このチャンネルがシリア国家を破壊しようとする試みに手を貸していることを!

 監視団の到着を待つ中で、誤謬の渦巻く状況の中で、その責任を負う政府の情報筋以外で、シリアの中で信頼できる情報筋を見つけるのはほぼ不可能である。特に、偽りの証人たちの作り話や、「国民評議会」と名乗るものや、一部のヨーロッパやアメリカの政治家の声明で、彼らの信条全てが明らかに示され、反シリアのチャンネルがそれを放送し、また、一部の通信社やインターネットサイト、そしてシリア人権監視団と名乗るものが、ロシアにその行動を暴露された後、それらが信頼に値しないのは明らかである。これらは、報道し、放送したものを疑いもせずにニュースであると看做している。そして、これらのチャンネルのスポンサーや所有者がシリア危機の張本人たちで、さまざまな事件の資金提供をしていることを認識していないのだ。このことは、いまや世界中の国々や安保理の中でも周知のことである。

 前述のことは、シリアへの敵対視を変えない。これらのチャンネルが、サウード家やサーニー家の全ての嘘の上に明らかに企画された番組を、シリアの敵に対して提供しているのであるから。サウード家やサーニー家は、シリアや、シリア国民やその役割に対して復讐をしようとしているのだ。

 ここで、一つ問いが残る。明日、これらのチャンネルは何を放送するのだろうか?絶対に停戦に関しては放送せず、虐殺や、彼ら側の証人、前から用意してあり、この日のために準備の出来た証拠品などを見せるであろう。そして、おそらくアラブ監視団の経験や、彼らのシリア滞在中に放送された数々の嘘の洪水、これはシリア国家や国民にとっては、これらのチャンネルや隠しているものや、背後にいる者に関する良い証拠なのだ。

 それら全てに対して、アナンの提案を成功させるため、我々には中立的な、真実を伝える監視団が必要だ。ただ、多くの国はその成功を望んでいないのだが。

(翻訳者:山崎やよい)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26039

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◆【アラビア語紙】アナン:シリア軍は複数の地域から撤退し、新たな地域に介入、和平提案は未だ有効

2012年4月11日『アル=ハヤート』

【ヤーイラーダーイー(トルコ):AFP:ロイター】

 国連・アラブ連盟特使コフィー・アナンは昨日(10日)シリア・トルコ国境にあるシリア難民のキャンプを訪問し、シリア政権に反対する数百の難民の歓迎を受けた。

 アナンの訪問は、シリア正規軍が複数の都市から撤退する期日と時を同じくしていた。しかし、シリア軍は昨日までのところ未だにシリアの都市や地区に展開している。シリア当局は反対派の戦闘停止と武器の引渡しの保証を書面にて求め、この保証により、軍を都市から撤退するとの条件を提示していた。しかし、アナンはいかなる新たな条件や予備条件を拒否したことを示し、ハタイ県のヤーイラーダーイー・キャンプ訪問後の記者会見で、「シリアにおける暴力行為は即時に停止されなければならないし、それは予備条件なしに行われるべきである。」と述べた。また、国連の提案する和平プランは未だに有効である、とも述べた。

 また、シリア難民キャンプ訪問後、アナンはトルコ南部ハタイ地方空港において、「プランの成功、あるいは失敗に関して・・・プランが失敗したと言うにはまだ時期尚早である。プランは未だに机上に提示されている。」と述べた。アナンは、さらにシリア軍が一部の地域から撤退するが、しかし、前には標的としていなかった別の地域に移動するという情報がある、と明らかにし、双方に暴力の停止を求めた。

 さらに記者団に対し「全ての勢力に求められることであるが、まずシリア当局が戦闘を停止しなければならない。」と続け、シリアの利益のためには、暴力活動の停止への条件以外はないとみなした。また、アナンは再び軍事行動の停止の必要性を強調し、軍は自らの兵営に帰るべきであるとした。

 アナンの訪問は厳戒態勢の下に行われたが、これは一昨日トルコ領内に向けてシリア軍が銃撃を行い6人のシリア人が負傷したことを受けている

(翻訳者:山?やよい)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26037

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◆【アラビア語紙】シリア:アッ=シャームの国のウラマー連盟とエルサレム支援シリア・ウラマー会議

2012年4月12日『アル=ワタン』

【本誌】

 バッシャール・アル=アサド大統領は複数の至高の宗教を育み、世界にそれを広めたアッ=シャームの国(シリア)から発信するイスラーム教教育の重要性を強調した。

 昨日(11日)午前中に、アッ=シャームの国のウラマー連盟代表団を迎えるに当たり、これが強調された。連盟は、一昨日、エルサレム支援アッ=シャーム・ウラマー会議においてその形成が公表された。

 アル=アサド大統領はエルサレム支援会議の重要性を強調した。この重要性は、イスラエルの危険なエルサレムのユダヤ化やアル=アクサーモスクの破壊の実状に対抗し、この状況を、全てのアラブ世界やイスラム世界においての社会運動の高揚を通じて訴えかけていくことに対する貢献である。そしてこれは、エルサレムやパレスチナ問題への支援のためであり、またアッ=シャームの国のウラマー連盟の形成の方向性は、世界に真実のイスラム教は、愛と善の宗教であるとする教育を広めるための拠り所になるためである。イスラーム教は、複数の至高の宗教を育み、これを世界に広めたアッ=シャームの国(シリア)から発信されたものである。寛大なる預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)が言い賜うた如く、アッラーの祝福があらんことを。

 過激主義に関しては、アル=アサド大統領はイスラーム教には過激主義なるものは存在せず、イスラーム教は愛と善と社会の編成やその前進、発展に関係するものに傾斜すると指摘した。

 また、イスラーム教とアラブ主義の問題をめぐっては、アル=アサド大統領は多くのアラブ・ムスリムが、アラブ主義をイスラーム教と区別している・・・・アラブ人ではないムスリムは、この二つをいまだに結びつけているが。アラブ主義は、そのものが、クルアーンの中にある考えやその教育を背負うものであり、また、イスラーム教はアラブ主義やアラビア語を保護するものであった、と説明した。

 また、アッ=シャームの国のウラマー連盟代表のムハンマド・サイード・ラマダーン・アル=ブーティー博士は、エルサレム支援会議の最も重要な成功要因は、この会議が「希望を剥奪され、等閑視された」課題に関心をよせたことである。これはパレスチナ問題がアラブやイスラム国家の問題でありということで、シリアはその原理と義務と価値の保護により、この課題に取り組んできた、と強調した。また、アル=ブーティー博士は、これらウラマーたちの問題の解決に貢献するための努力に対し、アッ=シャームの国のウラマー連盟が信頼を置いていることを表現した。これらの問題は国民が信頼を寄せるイスラームの教えの存在を通じて、社会が立ち向かっていくものである。

 さらに、代表団のメンバーは、シリアがエルサレム支援会議を開催したことへの大きな評価を表明し、またシリアが直面している闘争を非難した。

 会議の閉会にあたり、代表団のメンバーはアル=アサド大統領に聖なるクルアーンと、ダマスカスの剣を贈った。

(翻訳者:山?やよい)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26050

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◆【アラビア語紙】エジプト:大統領選候補者たちの「ルックス」競争

2012年04月12日付『アル=ハヤート』

 【カイロ:アミーナ・ハイリー】

 エジプトの大統領選挙は単に停滞する経済を救済し、迷走する政治関係を計画し、イスラーム法の、或いはその一側面の適用を提案するためだけのものに留まらない。エジプトの大統領選挙とは、床屋へ通い、美容整形に赴き、輸入物の洋服を取り扱うブティックを予約し、正体不明の「スタイリスト」に相談する事でもあるのだ。

 押し寄せる大量の立候補の波と、禁止裁定や恩赦決定、移行期間の多くの対数(ロガリスム)の中、時間と努力と大胆さにおいて抜きんでる大統領選の候補者達は、美容のプロやスタイリングの専門家、そして全ての投票者に対し太陽の光に照らされたような明瞭さを以て新しい姿を見せることができるものを見つけ出した。

 つい最近までやたらと頭を揺すり、ひょばんの悪い二重あごの持ち主で、革命の原則を実現に取り組む事を強調した者は、有名な叙事的映画をもじって「ザ・ログド(二重あご)・オブ・ザ・リング」と一部の者から呼ばれているほどだった。その人物は、今日ではそのように呼んだ人々に対し、二重あごの重量感を軽減し、目の下に際立つ黒ずんだ隈をかくす別の角度から現れている。

 また以前は女性アナウンサーとの会話中イスの先端に座っていたある候補者は、イスの背もたれに寄りかかるようになっただけでなく、約束された地位にふさわしいと主張するため足を組むようになった。また、あと数か月で胸部にある一番下の肋骨まで届きそうに思われるほど長い顎鬚を持つ候補者は、新しいポスターでは「あの口では笑顔は不可能」とまで言われた噂を払拭するような微笑で短い髭で現れた。一方、頭を白髪が覆っていた候補者については床屋が数年分の作業を短縮して壮大な任務を遂行し、強力な白髪染めを使用した。ちなみに、白ひげを蓄えた候補者も同様のことをしている。

 (ある候補者に)白髪染めに加えて政治的イスラームの要素が付け加えられたなら、白髪染めに奇妙な証が追加されるだろう。それはムスリム同胞団のハイラト・アッ=シャーティル候補者が露わにした新たなルックスが公開された際に多くの者が抱いた感情である。白に近い灰色の長い顎鬚が、端正に整えられ黒味を帯びた髭に変わったのだ。

 毛色の黒さが若さの証であるとすれば、洋服のスタイリングも人物について多くのことを語る。特に大統領選であれば尚更である。「プルオーバー(セーター)」との異名を持つアフマド・シャフィークは、首相時代国民の前に立つときに着用していたセーターの山を後ろに置いて、スーツとネクタイ姿で繰り返し登場している。しかし大統領選の候補者としてのシャフィークは前政権最後の首相としてのシャフィークとは異なる様相を見せており、「プルオーバー」の秘密に関する馬鹿げた質問やコメントに対して余裕の態度で、「ファッションだよ。皆が買いに殺到して、在庫が無くなりそうだったからね」と断言した。

 しかしからかいに寛大である事で、シャフィーク候補は大統領選における新たな「ルックス」の競争について諸イスラーム諸潮流の候補者らの支持者達から痛烈な攻撃の的となっている。サラフィー主義のハズィム・サラーハ・アブー・イスマーイール候補者は以前アン=ナースチャンネルのテレビ番組に出演した際にはローブを着用し頭を覆っていたが、同局の大統領選に関する番組や同候補者の母親の国籍に関して弁解する番組ではスーツとネクタイを着用するようになった。

 ムスリム同胞団の候補者は(少なくともインターネット上では)アブー・イスマーイールと大統領選の「ルックス」に関するコメントで争っているが、両者とも支持者達が自身の外見について馬鹿げたコメントをする事はおろか指摘する事自体も拒絶している点では一致している。支持者たちは、「神を畏れよ」、「我々の主宰者が汝らをお導きになる」という言葉の間で、ルックスについて批判したり元来の姿について問いかけたりするのを避ける全ての者を論評する。

 数百人のフェイスブックユーザーは「人民はアッ=シャーティルの床屋を知りたがっている」とのスローガンを掲げ、床屋の業績を祝うために住所を知ろうとしている。一般的に、エジプト人は候補者を批判する事やその外見についてコメントする事について、飽きる事を知らない。あるエジプト人は、主要な候補者達はスタイルを蔑にしたのではなくて、でっち上げたのだと言う。「アブー・イスマーイールは豊富な顎鬚を蓄え、アブー・アル=フトゥーフは短い髭を生やし、オマル・スレイマーンは顎鬚を剃り口髭を染め、アムル・ムーサーは二重あごで、シャフィークは顎鬚を一方にカールして整え、サバーヒーは曲がった顎のみでそもそも髭は生えていない。彼はまだまだ成熟してないからね。」

(翻訳者:川上誠一)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26049

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◆【アラビア語紙】イラク:武装集団がクルド人に対し、アラブ人多数派の都市から立ち退くことを要求

2012年4月7日『アル=ハヤート』

【アルビル:バッサーム・フランシース】

 クルディスタン地域政府の新首相ネチルバン・バールザーニーは、対立の解決のため、バグダードの中央政府との交渉に向けた高等評議会の形成を発令するプログラムを公表した。一方で、イラク首相ヌーリー・アル=マーリキーに近い民兵組織が「複数のアラブ人地域」に住むクルド人市民に立ち退きのために、一週間の猶予を与えると公表した。この脅しの実行は武力に訴えるとしている。

 ネチルバン・バールザーニーは木曜日(5日)の夕刻、彼の政府への信任がなされた後、国会での演説で、地域は「統一と政治的談話が必要である。このために、野党を含む全ての勢力とともに働いていくつもりである。」とし、「バグダードとの対話のための高等評議会を形成する予定であり、野党勢力の参加を求める。これは、全ての責任に超越する歴史的な責任となる。」と付け加えた。バルハム・サーリフの後継者としてネチルバン・バールザーニーが信任されたが、これは、二年ごとに首相を互いに交代するクルドの二つの主流政党間での合意に基づいている。

 バールザーニーは「地域の要求、特に石油問題、憲法140条の施行、ぺシュメルガと地域の予算に透明性をもって応じない連邦政府」を批判し、石油に関する政策におけるクルドの継続性を強調した。そして、地域でのエネルギーの確保において中心的存在となりえたことにより、地域の発展を、外国及び地元の企業との共同のもとに継続していく。」とさらに述べた。

 「地域政府議長マスウード・バールザーニーがアル=マーリキーに向けて繰り返し行った非難を背景にした対立」や、「権力独占と軍の統御」に対しての非難、さらには操業中の石油関係企業の税金を中央政府が支払うことを「誓約」するまで、クルドは石油の輸出を止めるとしたことなどから、クルド政権とバグダード中央政権間の関係は過熱した。

 双方の声明の激しさが増す中で、「9バドル部隊」と名乗る民兵組織が、バグダードやアラブ人が多数を占める複数の県に住むクルド人がクルディスタン地域に戻るために一週間の猶予を与えるとした。

 民兵組織の報道官アブー・アブドゥッラー・アル=ムハンマダーウィーは、声明の中で、「クルド人に対し立ち退きを要求するのは、我々にとって非常に難しいことであるが、しかし、残念なことに、これが地域政府議長や、中央政府と地方政府の間の対立を戦争と言う形で表わす一部のクルド人代表者の意思なのである。」と述べた。また、この対立により、バラザーニーと彼の協力者に対して武器をとることを宣言することになる。『警告を与えるものに罪なし。』」と付け加えた。

 この民兵組織の創設はシャイフのアッバース・アル=ムハンマダーウィー率いる「イラクを大切に思う者たち」と提携しており、シャイフは「ダアワ」党に近い同士であると述べた。

(翻訳者:山?やよい)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=25998

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◆【アラビア語紙】イラク:バグダードでイランの核問題についての協議を開催

2012年4月8日『アル=ハヤート』

【テヘラン:ムハンマド・サラーフ・スィドキーヤーン;バグダード:本紙】

 イラク政府の情報筋は、イランと同国の核計画に関心を持つ6カ国の一団との間に協議を設ける準備を開始したことを明らかにした。イラクは国連常任理事国5カ国とドイツがイラクでの協議開催に同意するのを待っている。また、テヘランはトルコでの協議開催を拒否すると強調した。これは、トルコの立場が「中立的でない」ことに抗議してのことである。しかし、事情に通じた筋は、協議が(予定通り)イスタンブルで開催されることを排除しなかった。

 イランが「原子力エネルギーの国家的な記念日」を祝う日の前夜、シューラ評議会(国会)の経済委員会のゴラーム・レザー・メスバーヒー・モガッダム委員長は、イランは容易にウラン濃縮の割合を90%まで高めることができると述べた。

 イランが上記のような立場を表明したのと同じ時期、イラクのムハンマド・アッ=ドゥーリキー外務次官は国連安保理の常任理事国5カ国とドイツの外交団の代表と、EUの代表に、同国のホシュヤール・ズィーバーリー外相からの書簡を届けた。この書簡は、イラク政府が「核」協議を開催する件に同意したことを確認する内容である。

 イラク首相周辺の情報筋は本紙に対し、「5+1グループの会合開催地がバグダードに変更になった理由は、第一にイランに帰せられる。しかし、アンカラに滞在しているイラク代表団は、この措置に対するトルコの立場について協議するであろう。すなわち、イラク政府は近隣諸国との関係正常化を進め、いかなる新たな緊張も回避することに努める。」と述べた。

(翻訳者:辰巳新)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26006

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◆【アラビア語紙】エジプト:税制改革

■小規模農民の農地税の免除と税制改正を検討

2012年04月09日『アル=アハラーム』

【イーマーン・イラーキー】

 財務省の高官筋は、以下のように述べた。 同省は現在、小規模農民に対し、農地にかかる税の免除を検討している。これは、小規模農民を支え、督励することで、その土地を保護し、農業革命の進展を促すことを目的とする政府の指針に基づくものである。

 同筋は、現在の農地税の試算を2014年まで続けることを示し、農地税の制度が25年間変わらなかったことを明らかにした。それに関連して人民議会の計画・予算委員会代表のアシュラフ・バドルッディーン氏は、委員会の、税全体の立法体系の再考について強調し、改正遂行の対象である、所得税、印紙税、販売税、不動産税、関税に関しても言及した。 彼は、この改正は、所得税免除の最低水準を引き上げること目的とするが、これは革命が求めた社会の公正や、小規模農地所有に関する事柄の実現のためであると述べた。ここには小規模農民の負担軽減や、たとえ小規模でも農地所有保護により彼らを督励することに対するコンセンサスを得ようとの方針がある。

 バドルッディーン氏は以下のように述べた。提案された改正は、決定前に、商業・工業団体、ビジネスマン、商工会議所に提示される予定で、そこでは税が社会正義や経済的効果の進展を実現するための装置になるための議論がなされるであろう。さらに、全ての税の改正に関する特別な提案のための自由公正党会議に関する発表が近々なされるだろうと述べた。この会議では、透明性と社会的コンセンサスの原理に従った、税制に対する意見が取り上げられる。

(翻訳者:岡裕一朗)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26011

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◆【アラビア語紙】アラブの子どものゲーム事情

2012年4月10日、火曜日『アル=ハヤート』

【ドーハ:アビール=ジャービル】

 アラブ湾岸諸国の多くでは、電子ゲーム販売専門部門の前を、両親に電子ゲームを買いたいとだだをこねる子どもを見ないで通り過ぎることは滅多にない。そして両者の論争はたびたび食い違うのだ。要するに、人々を引きつけるもの、そして人々が好むものは、彼らが客観的に見ている理由によるのだが、彼らの子どもたちはそうしたものを好まないのである。子どもたちは、物事を全く異なる視点から見ている。進歩した対戦型ゲームのプラットフォームがあり、人々は身体的な運動や対戦を好んでいる。それにも関わらず、子供たちはスクリーン上で遊ぶデジタルゲーム機に惹かれる。そしてそれらは子どもたちに、身体的な苦痛も肉体的な努力も課さないのである。

 四六時中ゲームをする。

 ラナー・ハーミドさんは、この問題に遭遇した。彼女は、自身の娘リーナー(7歳)がNintendo DSを手放すことなく、いつでもどこへでも、ついには学校までに持っていったと力説した。そして母が娘にWiiというゲームのプラットフォームを試させた時には、彼女の努力は失敗に終わった。「私は全く成功しなかった。彼女は小さいほうの機械で遊ぶことに決めた。彼女は自身が中毒性によってさらされる多くのリスクに興味がない。

 この母親が自分の娘の状態を評して述べた中毒性という言葉は、普通の大人を怖がらせるものだった。すなわち、彼らの子どもたちが小さな電子画面の前で時間の大半を過ごし続けるという考えが、これらの大人たちを(不安で)眠れなくするのである。これらの画面は、様々な電磁波を放出している。もしかしたら、それらの電磁波の一部は、子供たちの目に害を与えるだろう。またそれに加えて、電子ゲームは子どもたちの不眠の原因になる。また電子ゲーム機は子供たちの思考の大部分を占めてしまう。

(翻訳者:佐々木このみ)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26031

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◆【アラビア語紙】リビア:政情混乱

2012年4月11日 水曜日 『アル=ハヤート』

【トリポリ:本紙】

 リビア最高選挙委員会は、国民全体会議(議会)の選挙日程は「まだ決まっていない」と発表した。一方、革命戦士たちの諸集団が、トリポリの首相府への突入を試みた。彼らは、資金の支出について汚職が取りざたされ現在調査が行われている、補償金の支払いが停止されたことに抗議した。

 トリポリの情報筋は、重武装の革命戦士たちが武装車両で首相府を包囲し、一部が首相府に侵入したと述べた。彼らは、アブドゥルラフマーン・アル=キーブ首相との協議を要求した。政府高官と革命戦士との間で乱闘があったが、革命戦士たちはアル=キーブ首相の事務局長を務めるイドリース・タリーナ氏を殴打した。今般の騒動を起こした革命戦士立場、アル=ジャバル・アル=ガルビーから来たジャードゥー部隊に所属する者といわれている。目撃者は、首相府の外で空に向けて発砲する音をと聞いたと述べた。首相府周辺の通りの交通は遮断された。

 政府は、移行国民評議会が悪質な支出をしていると指摘した後、(革命戦士への)補償金支払い凍結を決定した。移行国民評議会によると、悪質な支出により、数カ月間で10億70万リビア・ディナールが浪費された。

 「ロイター」通信は、移行国民評議会のムハンマド・フライジー報道官が補償金を受け取る資格がある者の名簿の中に、死者や全く戦闘に参加していない者が含まれていると述べたと報じた。補償金支払い事業により、3カ月足らずの間に18億ディナール(14億ドル)が支出された。アル=フライジー報道官は、「本事業には相当汚職が蔓延しており、支払対象者名簿に掲載された人々の一部は、生存していない。」と述べた。

 アル=カッザーフィー政権の治安部隊に対して武器を取った戦闘員たちは志願兵であり、非公式な民兵組織に結集した。彼らはほとんどの場合一切金銭を得ていなかった。リビア政府は最近、既婚の元戦闘員には4000ディナール、未婚者には2200ディナールを、彼らを支援し勇気を顕彰するために支払う予定であると発表した。資金の配分は地元の軍事評議会に任されたが、評議会は、補償金受け取り資格者の名簿を作成するよう求められた。この名簿に乗っ取り、中央銀行が軍事評議会に資金を割り当て、それを元戦闘員に配分することになっていた。

 しかし、アル=フライジー報道官は、名簿には様々な違反が混入しており、悪用が可能だったと述べた。同報道官は、汚職について調査が行われていると述べると共に、一部には、同じ人物が重複掲載され、同一人物が複数回お金を請求することができるようになっていたと指摘した。そして、「政府は、戦闘に参加した者の台帳を作成し、戦闘員全員に専用銀行口座を開設させるべきであった。口座の開設にはIDカードの提示が必要となるからである。と述べた。

(翻訳者:高岡豊)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26041

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◆【イラン・ペルシア語紙】軍統合参謀長、シオニスト体制に警告

2012年04月08日付 Jam-e Jam紙

 軍統合参謀長のフィールーズアーバーディー少将は、「もしイスラエルがほんの少しでも過ちをしでかすようなことがあれば、占領された地〔=イスラエル〕の主要部分の多くを、われわれが耕作することになるだろう」と強調した。

 ファールス通信の報道によると、セイエド・ハサン・フィールーズアーバーディー司令官は軍統合参謀本部関係者らとの面会の中で、次のように述べた。「〔現在の〕世界・地域情勢、そしてイラン・イスラーム共和国の力強さ、抑止力は、戦争の悪魔をこの国から追い払ってきた。死と隣り合わせにいるエルサレム占領者のシオニストたちの妄言以外に、誰からも戦争に関する話など聞くことはできない」。

 フィールーズアーバーディー氏はさらに、次のように強調した。

 われわれはイスラーム教徒の後見人〔=最高指導者〕の兵士にして、イランの地と純粋なるムハンマド的イスラームの守護者として、偉大なるイランの安全保障環境から戦争の悪魔を遠ざけてきたと自負している。それとともに、イラン・イスラーム共和国の強力な軍隊は、自らの本来的任務に基づき、常に臨戦態勢にいるということ、そして戦争屋たちの謀略・陰謀・合意を常に監視しているということを、〔世界の〕全ての人たちに宣言する。

 同氏はその上で、「シオニスト当局者たちは、自身の指導者〔※オバマ大統領のことか?〕の話をよく聞き、妄言はやめた方が良いだろう」明言した。

 ■ 革命防衛隊、正月休みにおける敵の陰謀を無化

 イスラーム革命防衛隊総司令官も革命防衛隊の各部隊の責任者らとの、新年初めての合同会議の中で、最近の〔国会〕選挙は国民のめざましき政治的成長と知的レベルの向上、そして人民と指導者の深き絆を示すものだと述べ、「〔先の〕国会選挙では、様々な政治的党派が人民から取り残され、逸脱した党派が排除されたことは、国にとって昨年〔=〜3/19〕中の最も重要な出来事であった」と述べた。

 メフル通信によると、モハンマド・アリー・ジャアファリー少将はイラン暦90年〔2011年3月〜2012年3月〕の革命防衛隊の成果について、内的次元と外的次元の二つの点から説明を行い、次のように付け加えた。

 敵が正月休みのときに国内で実行しようと企んでいた重要な陰謀を無化したこと、革命防衛隊宇宙工学部隊によるミサイルや無人航空機の分野における新たな研究に結論が出たこと、国民力が向上し、国の北西〔=イラクやトルコとの国境地帯〕や南東〔=パキスタンとの国境地帯〕において持続的安全が確立されたこと、そして国会選挙における安全確立にバスィージ隊員らが役立ったこと、これらを90年度における革命防衛隊の重要な国内行動として挙げることができる。

 同総司令官はまた、「国内生産、ならびに労働とイラン資本の保護の年」という最高指導者が命名した今年のスローガンに注意を促した上で、「革命防衛隊は今年のスローガンを実現するための行動を、直接的、間接的に起こすことができる。直接的に行うことができるものとして、革命防衛隊の各部隊によるイラン産製品の購入・活用、ならびに外国製品のボイコットなどを挙げることができる。また間接的なものとしては、革命防衛隊は石油産業や建設、国の経済などで政府を支援したり、バスィージを使って政府・民間部門の各層に国内製品の購入を呼びかけたりすることができるだろう」と語った。

(翻訳者:ペルシア語記事翻訳班)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26027

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◆【イラン・ペルシア語紙】「婚資金上限法」に残る疑問点:護憲評議会を通過しない可能性も

2012年04月08日付 Jam-e Jam紙

 【社会部:マルヤム・ハッバーズ】数ヵ月前、国会が婚資金の上限を定めるべく努力を行った結果、女性への恐怖から逃れて一息ついた男性陣も多いことだろう。しかしこの法案には問題点も多く、護憲評議会で承認されることに悲観的な国会関係者も少なくない。

  90年〔〜2012年3月19日〕の終わり頃、ニーレ・アフヴァーン議員は、「やむを得ない場合に、婚資金を支払おうとしない夫を投獄して、婚資金を〔強制的に〕徴収することができるためには、女性は自らの婚資金の上限を、今後金貨110枚としなければならない」とする内容の法案を国会公開本会議場に提出した。

  実際この法案は、男性が収監されるのは妻の婚資金が金貨110枚以下の場合のみであることが強調されている。つまり、これよりも多い婚資金は、法律の保護の対象外になるということだ。

  熱心な議論を呼び、多くの国民から歓迎されたこの法案によると、婚資金を支払わなかったために現在刑務所に収監されている人物は、もしすでに金貨110枚分の婚資金を支払っている場合、ただちに釈放され、残りの借金を理由に再び収監されるようなことはない、ともされている。

  年度の終わりを迎え、新期の国会選挙が行われると、この問題は脇に追いやられていったが、その一方で同法案をめぐる問題点が消えることはなく、またこの法案に批判的な人たちの反対姿勢も変わることはなかった。

  昨日、〔この法案を起草した〕ニーレ・アフヴァーン議員は、金貨110枚までの婚資金の不払いに関してのみ、財務処罰法第2条により、夫を投獄できる、つまりそれ以上の婚資金を要求する女性については、この権利は失われることを再度表明した。

  アフヴァーン議員は、重要な点についても指摘している。それによると、婚資金について金貨110枚の上限が定められていることは確かだが、これは決して、これ以上の婚資金を女性は定めることができない、ということを意味するわけではない、というのである。

  つまりこういうことである。法律は女性に対して、特定の額の婚資金を強制するものではなく、いかなる制限もなくどんな額の婚資金も夫と合意することができる、但し金貨110枚分についてのみ、男性を投獄させることができる、というわけだ。しかしこれは、果たしてそうあるべきこと、合理的なことと言えるだろうか?一部の議員らも、この疑問に対する答えを持ってはおらず、これまでと同様にこの法案に対して疑問の目を向けている。

  その一方で、こうした問題点を理由に、これまで婚資金負債に苦しんできた多くの人々を喜ばせたこの法律が、〔護憲評議会によって〕最終的に承認される可能性はほぼないと見る向きも一部には存在する。

 〔‥‥〕

 (翻訳者:ペルシア語記事翻訳班)

 全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26025

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◆【イラン・ペルシア語紙】アフマディーネジャード「われわれは核の道を力強く継続する」

2012年04月09日付 Jam-e Jam紙

 イラン大統領は自国の核活動について、「われわれは誰とも喧嘩しているわけでもなければ、困難を抱えているわけでもない。自らの明確なる道・論理を継続しているだけだ」と強調した上で、「イラン国民は、自ら踏み出した道、これまで投資してきた道を今後も力強く継続するつもりだ」と力説した。

 大統領府の広報サイトが伝えたところによると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は「核技術国民記念日」にあたる昨日ファルヴァルディーン月20日〔4月8日〕、国の原子力産業関係者らを前に、「核技術・産業分野でのイラン国民の抵抗は、こうした技術を手に入れることそのものよりも重要である」と強調した上で、「偉大なるイラン国民は核問題で〔欧米諸国に〕抵抗することで、実際には自らの人間的名誉と尊厳を守ったのである。敵は我が国の学者数名を暗殺すれば、イスラーム的イランの科学技術の進歩に向けた輝かしき道を閉ざすことができる、などと考えるべきではない」と明言した。

 大統領はまた、核の平和技術における進歩は、その他の産業の進歩の誘因となると強調し、「原子力産業は、他の産業を前進させる牽引車のような存在だ。それはちょうど、宇宙産業に似ている。宇宙産業は自らの下部に従えた数十もの産業を押し上げてきた。われわれが継続しなければならないのは、こうした輝かしき道なのだ」と語った。

 大統領は続けて、イランの核問題には政治的な側面も存在すると指摘し、「現在、地域には核エネルギーだけでなく原爆を保有している国も多い。ところがこうした国の名前は挙がらず、誰も問題にしようとしない」と述べた。

 ■ 核問題ではNPTの規定を越えたことをする気はない

 イラン大統領は昨日、日本の鳩山由紀夫元首相とも会談し、そのなかで「核問題で、イランはNPTの規定として書かれていること以上のことは、何もしたいとは思わない」と述べた。

 アフマディーネジャード大統領は、イラン・イスラーム共和国には現在も、交渉の用意があり、協力に向けたいかなる提案も歓迎すると述べた上で、「交渉を行っている相手側は、いつも一方的にイランに対して要求をしてくる。しかし交渉というものは双方向的なものだというのが、われわれの考えだ」とも語った。

 大統領はさらに、「イラン・イスラーム共和国はかつて、〔ウランの〕濃縮や〔濃縮度〕20%の〔ウラン〕燃料の売却、及び〔新たな原子力〕発電所の建造に、他の国々が参加できるよう、すばらしい提案を示したことがあった。しかし西洋諸国はこれらを受け入れなかった。彼らはイランの核問題を解決させようとする気を見せなかったのだ。しかしにもかかわらず、イランは次回の協議に向けて実践的な提案を用意している」と指摘した。

 日本の〔元〕首相は昨日、アリー・ラーリージャーニー国会議長とも会談した。ラーリージャーニー氏はこの会談の中で、「イラン・イスラーム共和国のこの協議に対する見方は前向きなものである。ただしそれは、相手側から前向きな一歩が踏み出されること、外交的な微笑みを求めているだけではない〔ということが示される〕ことが条件だ」と語った。

(翻訳者:ペルシア語記事翻訳班)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26029

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◆【イラン・ペルシア語】軍高官ら、「ペルシア湾ミサイル防衛構想」について見解

2012年04月10日付 Mardomsalari紙

 昨日開かれた「サイヤード・シーラーズィー中将殉教記念式典」の傍らで行われた記者団による軍高官らへの個別のインタビューの中で、「ペルシア湾ミサイル防衛構想」はシオニスト体制の安全を確保し、〔中東〕地域の安全を混乱させようとするものだとの見方が一部から示された。

 イラン学生通信の報道によると、フィールーズアーバーディー軍統合参謀長はこの件に関して、「どの国にも自国を守るために意思決定を行う権利があるが、しかしアメリカは一部の国を瞞着して、彼らが石油で得たドル収入をさらい、その代わりとしてミサイル防衛システムを設置しようとしている」と強調した。

 フィールーズアーバーディー少将はペルシア湾ミサイル防衛構想について、次のように述べた。

 われわれは本件について、これといったスタンスを持っているわけではない。どの国にも、自国を守るためにいかなる意思決定も下すことができる。しかし、われわれはいかなる国にも攻撃を行うつもりはなく、いかなる国の領土にも目を付けてはいない、ということを〔世界の〕全ての国々、特に近隣諸国に表明したい。

 同氏はその上で、次のように明言した。

 われわれは戦争を好まない。アメリカは一部の国を瞞着して、彼らが石油で得たドル収入をさらい、その代わりとしてミサイル防衛システムを設置しようとしている。われわれが彼らに忠告したいのは、自らのお金をこのような寄生虫に与えてはいけない、そうではなくイスラーム、イスラーム教徒、そして虐げられたパレスチナ人民のために使うべきだ、ということだ。

 ヴァヒーディー国防軍需相も、ペルシア湾ミサイル防衛システムについて、地域の安全を傷つけるものだとの見方を示した。

 アフマド・ヴァヒーディー司令官は「この構想は米=イスラエルによるものであり、われわれは地域諸国に対して、こうした構想には参加しないよう忠告する」と述べた。

 同氏はさらに、「ペルシア湾ミサイル防衛構想は安全を確保するものでないばかりか、むしろ地域の安全を傷つけるものとなるだろう」と強調した。

 これとの関連で、革命防衛隊宇宙航空部隊のアミールアリー・ハージーザーデ指令官は、「ペルシア湾ミサイル防衛システムについて懸念はしていない。様々な対策を以前から考えてある」と述べた上で、〔‥‥〕「ペルシア湾ミサイル防衛システムも、トルコ〔がNATOに加盟していること〕も、シオニスト体制の安全を確保するためである。しかしこれに対する備えは、以前から様々に考慮してきた」と指摘した。

(翻訳者:ペルシア語記事翻訳班)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26030

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◆【トルコ語紙】国防相「シリア対応準備は万端」

2012年04月07日付 Radikal紙

 イスメト・ユルマズ国防大臣は、トルコとしてシリア問題への準備は万端であると述べた。ユルマズ大臣は、起こりうる緊張に対し軍事面での備えをするというギュル大統領の発言が戦争を意味するものではないと述べ、「我々は平和を支持する。平和以外を望んではいない。トルコとしてあらゆる状況に対し備えができている」と述べた。

 イスメト・ユルマズ国防大臣は、公正発展党(AKP)県大会に参加するためアドゥヤマンを訪れた。ユルマズ大臣は大会が行われるアタテュルク・スポーツセンターを訪れ、そこでフェンシングを習う生徒たちによってサーベルで出迎えられた。小さな選手たちに挨拶をして記念写真を撮影したユルマズ大臣に、サーベルが贈呈された。

 ユルマズ大臣は、AKP会派副代表でAKPアドゥヤマン選出のアフメト・アイドゥン議員、ムルタザ・イェティシュ議員、メフメト・エルドアン議員、AKP所属のネジプ・ビュユカスラン知事らの出席する大会で壇上に上り、政府の取り組みを説明した。イスメト・ユルマズ大臣は、AKPがトルコで政権に就いて以来あらゆることが改善し、トルコがあらゆる分野で発展したと述べ、次のように話した。

 「トルコはもはや自分の武器、戦車、船、無人航空機を製造している。近い将来戦闘機も自国で製造できるようになるだろう。これに関する計画が立案され始めた。自国製の戦闘機製造の努力は絶えず続けられている。トルコに対する障害となりうるあらゆる問題について必要な取り組みをおこなっており、全ての問題を乗り越えるだろう。トルコが地域で力を持った国家となることを望まない者たちは間に仲介者を置かざるを得ない。テロはトルコの成長、進展、発展、繁栄、さらに最も重要なことには友好を標的としている。政府として我々は、当初から断固としてテロと戦っている。一方で、テロが続ける問題を排除するため直接的かつ決然として取り組んでいる。この新たな時代に、トルコにおける変化と発展を全速力で続け、新たな収穫を加えていくだろう。」

 ユルマズ大臣のスピーチの後、対抗候補者のいない状態で行われた大会で、現職のイブラヒム・ハリル・フラト議長が再選出された。

 ■「平和を支持する」

 大会の出口である新聞記者が、アブドゥッラー・ギュル大統領が士官学校司令部で行ったシリアでの進展に関する発言で、軍事的な備えを強調したことを指摘したのに対し、ユルマズ大臣は次のように述べた。

 「軍事面での備えは戦争の準備ではない。しかし政府は最悪の可能性が起こりうることも考慮し、あらゆる事態に備えることが必要である。そうでなければこれは戦争の準備ではない。しかしトルコ共和国があらゆる状況と条件に備えることが必要である。我々は平和を望んでおり、平和以外にはなにも求めていない。市民の望みも我々の望みも平和である。平和を得るためあらゆることに備える必要がある。」

(翻訳者:永山明子)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26001

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◆【トルコ語紙】コーラン学校参加基準に変更措置

2012年04月08日付 Yeni Safak紙

 (1997年の)「2月28日過程」で生まれた、コーラン学校に立ちはだかる障害が少しずつ取り払われ始めた。

 「2月28日過程」や「8年一貫制初等教育制度」の導入により、15歳以下の子供がコーランを学ぶことも困難になっていた。しかし今回義務教育を12年間に変更する法により、学校で「コーランと預言者ムハンマド」が選択科目となった上、夏期コーラン学校に立ちはだかっていたいくつかの障害も取り払われた。官報で公布されたコーラン学校規則では、両親の同意によって小さな子供もコーラン学校に行けることが盛り込まれている。改正された規則の注目すべき内容は以下の通り。

 ・学校の長期休暇中、子供たちは自らの意思で、小さな子供も両親の同意があれば夏期コーラン学校に行けることとなる。

 ・夏期コーラン学校は、コーラン学校やモスク、宗務局が認める場所で、行政の承認によって開かれる。

 ・夏期コーラン学校の期間は、2カ月間、週5日を越えない。

 ・コーラン学校は県の宗務局の申請と宗務省の承認により教育が認められる。

 ・コーラン学校は国民の祝日には学校が休みになる。

 ・コーラン暗唱教育に関する練習は週末と長期休暇中も続けられる。

 ・寮や寄宿舎への学生受け入れでは殉職者の親族が優先される。

 ・コーラン学校に登録する者はトルコ共和国国民であることが条件とされる。外国人留学生の登録には外務省の許可が必要となる。

(翻訳者:南澤沙織)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26010

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◆【トルコ語紙】アップルストア、トルコ店開店ヘ―世界で14カ国目

2012年04月08日付 Milliyet紙

 米国生まれのアップル社は、ニューヨークやロンドン、北京などの都市で革新的なスタイルの店舗を展開し、全世界で大きな話題となっている。13ヵ国での展開を経て、ようやく順番がイスタンブルに回ってきた。

 5900億ドルの市場価格をもち、世界で最も価値のある企業とされるアップル社が、この地位を築くのに多大な貢献をしたのは「Apple Store」(アップル社製品販売店)である。このアップルストアが13ヵ国での展開を経て、現在トルコへの参入準備をおこなっている。アップル社はこれまで、トルコでの販促、販売、マーケティング、そして技術サービスの業務をコチ・グループ傘下のビルコム社とともおこなっていたが、昨年トルコ支社を設立し新事業展開を開始した。第一段階では、オフィスをトルコでのマーケティング基盤をより強固にするために設立し、新事業拡大を続けている。

 一方、先週、国外から多くのアップル社員がイスタンブルを訪れ、イスタンブルでの出店に向け、初の会合などが始まった。アップル社は、実際にトルコを訪れて金融や決済システムの面でトルコ市場大手関係者とのミーティングを終えて、「Apple Store」実店舗と同時に、トルコでのオンラインストアの開店も明らかにしている。この過程で同社は、これまでに非対応だったiTunesストアも対応可能 とする予定だ。

 ■iPhoneで無料通話!

 ニューヨークをはじめ、様々なデザインの店舗を展開し各都市に足跡を残すアップル社が、イスタンブルでいかなる店舗を設けるのかは興味深い。 同社の店舗は広大であり、店舗内部の製品展示スペース、コンピュータ(Mac、iPad)取り扱いの教育・技術サービススペース、子供向けのスペースなど、世界中から大きな注目を集めている。

 (店舗内での)製品のお試しの点で、同社は自信満々だ。全製品ユーザーに製品の使用を許可し、さらにはiPhoneにSIMカードを差し入れて無料通話を試みることを消費者に認めている。アップルはこの理念の下、世界に361店舗を展開しているのだ。またトルコ国内では、ビルコム社展開によるアップル社製品販売店も業務を続けることが明らかとなっている。

(翻訳者:原田星来)

全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26004

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◆【トルコ語紙】シリア政府軍による攻撃、トルコ側におよぶ

2012年04月10日付 Hurriyet紙

 シリアで反体制派へ向けて発射された銃弾が9日、トルコ領に着弾した。シリア軍と反体制派との間の衝突から逃げた約100人がトルコ国境検問所に殺到した。キリスへ移送された21人の負傷者のうち2人が死亡した。(避難したシリア人のための)仮設住宅で勤務していたトルコ人通訳と警察官も流れ弾で負傷した。

 シリアでアサド政権に対し一年以上続いている反乱の火がトルコ国境を越えた。9日3時30分からシリアのアゼズ郡とエセラメ国境の間の地点で、シリア治安部隊と反体制派の間で武力衝突が起きた。衝突(銃撃戦)の音は、(トルコ側)キリスでも聞こえた。衝突の真只中にいた人の中で負傷した約100人のシリア人は、夜明けとともに一緒にオンジュプナル国境検問所に近くにある地雷原からキリスへ逃亡し始めた。

 キリス知事は文書による発表をおこない、衝突で負傷した21人のシリア人がトルコに避難したが、負傷者のうち2人が死亡したことを伝えた。飛び交う銃弾により、オンジュプナル国境税関所の巡礼者用宿泊施設の仮設住宅で勤務中だった警察官アリ・カプランさんとセブギ・トパルさんという名前の通訳、そして、シリア人難民2人も負傷したことが明らかにされた。この間、衝突により国境の反対側(シリア側)で火災が発生し、トルコ領に飛び火しないよう予防措置が取られた。 

 知事は、トルコ治安部隊はシリアでの衝突には介入していないことを伝える一方、オンジュプナル国境検問所へトルコからの出国者が止められていることを明らかにした。しかし数人のシリア人は、治安対策用バリケードを越えてシリア国境へ行き、近親者を助けだそうとした。警察は増援部隊を要請し、仮設住宅から出ようとするシリア人を阻止した。9日現在の数字で、トルコへ避難したシリア人の数は2万4246人に達した。

 ■一日で155人死亡

 シリアとレバノン国境で起きた衝突で、レバノン人カメラマンが死亡した。レバノンのテレビ局アル・ジェディドのカメラマンのアリ・シャバンさんは、ヴァディ・ハリド地区で起きた衝突での激しい銃撃戦で流れ弾に当たったと伝えられている。シリア全体では、9日に起きた衝突で少なくとも155人が死亡したことが明らかにされた。ホムスのバアルバ地区で22人が射殺されたといわれている。アサド大統領の自宅があるダマスカスのマリキ地区から銃声が聞こえたと伝えられる。 

 ■アナン特使10日にハタイ入り

 コフィー・アナン国連・アラブ連盟特使は10日、ハタイに来てトルコに避難しているシリア人が滞在するキャンプを視察する。半日予定の訪問の後、アナン特使はシリアに関連する交渉の一環としてイランに向かう予定である。訪問には米国のジョン・マケイン米上院議員、ジョー・リーバーマン米上院議員も同行する予定である。

 ■外務省:4月10日停戦することで新しい時代が始まる

 キリスでの事件の後、フェリドゥン・シニルオウル外務次官は在アンカラのシリア大使館臨時大使を外務省へ呼び、国境地域での衝突を停止させるよう求めた。ナジ・コル外務副大臣もシリア問題を検討したと述べた。そして、トルコーシリア国境で銃撃戦があったことに関連し、「私たちに対する行動なのか、シリアから流れてきた銃撃なのか、私たちは検討する。しかし4月10日のことはもう終わったことだ。明日(本日)より、新しい時代が始まる」と述べた。外務省で行われた会見でも、「シリアの現政権の蛮行から逃げて我が国に避難したシリア人をトルコは完全に保護している。このような事件が繰り返された場合、必要な措置をとるのは当然である」と述べた。

 9日、シリアでの進展は、アフメト・ダウトオール外務大臣を行動に駆り立てた。ダウトオール外相はロシア外相に電話をかけ、10日にロシア外相が会見する予定のシリアのヴェリド・ムアッリム外相に対し、「これはもはや単なる人道上の問題ではない。人道上の問題であるだけでなく題国境における安全保障上の問題になり始めた」とのメッセージを伝えるよう、依頼した。

 ■米国の「怒り」

 トルコ国境で起きたことは、国際外交においても反響があった。米国を代表した初めての声明が米国務省から発表された。米国務省のビクトリア・ヌランド広報官は、「我々は、シリア政権の近隣諸国にいる避難民への攻撃を強く非難する。我々は、これらのニュース(避難民殺害)に大きな怒りを感じている」と述べた。

 国境での衝突に関連する反応は、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長からもあった。潘国連事務総長に代わり会見した国連広報官は、起きたことは「大変残念」に思うことを強調した。

(翻訳者:岸田圭司)

 全文・原文を読む→http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=26019

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